ポルシェの車検「100万円」は都市伝説?

ポルシェを買って、初めての車検でした。

以前、乗っていた古いアメ車の車検費用は、約20万円でした。

ポルシェセンター担当様から電話でいただいた見積もりは20万を超えており、今まで乗っていた車より高くなりそうです。

「ポルシェの車検は高い」「100万円くらいする」なんて都市伝説もあります。

ポルシェを知らない人には、実話に聞こえますよね。僕もそうでした。

そこで今回、認定中古車で買ったカイエンターボクーペの車検費用や節約方法、必ず知っておきたいポルシェの車検で注意すべきことを紹介します。

車検100万円は無理ゲー

最低限の車検ならポルシェも約20万円

「え、そんな安いの?」「100万円なんてウソ!」って思いますよね。

僕もそう思いました。100万円をイメージしてました。

ポルシェセンターの見積もりでは、車検整備基本点検や法定費用を合わせて、20万円ちょっとでした。

最低限の検査のみなら、ポルシェの車検費用も他の外車と変わらないレベルです。

もちろん不具合を見つけられるので、最低限の検査でも安心して乗れます。

※ポルシェセンターによって費用は異なります。カイエンターボクーペの場合の費用。

項目費用
車検整備基本点検など
ポルシェセンターの手数料
16万円
重量税など
ポルシェセンターが建替え
6万円
合計22万円

アプルーブド保証や車検はポルシェセンターの基本的な収益源

しかし、あることを忘れていました。

そうです。アプルーブド保証です。

以前も書きましたが、認定中古車には1年間のアプルーブド保証が付いています。

保証を延長するためには、ポルシェが指定する定期点検整備を受けることが条件です。

ポルシェセンターで車検必須とは書いていないが、それが前提条件と思ってよい。

保証条件として、ポルシェを最適な状態に保つための整備が必要ということです。

それは、車検だけではなく、エンジンオイルの定期交換など、定期点検整備も含まれます。

ちなみに、ポルシェセンターのエンジンオイル交換は一般的な価格より高いです。

エンジンオイル交換の費用は、ポルシェセンターによって変わります。

オイル持ち込みOKで費用を抑えられるところもあります。

また、モデルによりエンジンオイルの種類や量が異なるため、一概には言えませんが、カイエンターボクーペは約8万円です。

MY2026 Porsche 911 Carrera GTS

しびれるフォルム。エンジンオイル交換はカイエンターボクーペより高いのかな。

ポルシェが指定する定期点検整備は車検だけではありません。

車検から1年後の法定点検(1年点検)も必要です。

1年点検も、車検同様にしっかりチェックいただけますが、費用もしっかりかかります。

こちらもモデル等で異なりますが、カイエンターボクーペは約7万円です。

エンジンオイル交換もあわせると、1年点検は15万円ほどかかります。

つまり、アプルーブド保証を延長するためには、2年間で車検30万円+1年点検15万円=45万円が必要です。

これにアプルーブド保証の延長費用を加えると以下になります。※いずれも執筆当時

項目費用
車検整備基本点検など
ポルシェセンターの手数料
16万円
重量税など
ポルシェセンターが建替え
6万円
エンジンオイル交換(車検)8万円
小計130万円
1年点検7万円
エンジンオイル交換(1年点検)8万円
小計215万円
アプルーブド保証(2年)26万円
合計71万円

ポルシェセンター以外でオイルを交換・補充するなら要注意

アプルーブド保証の条件として、ポルシェを最適な状態に保つための整備が必要と書きました。

この整備は、ポルシェの求める技術レベルが必要とされています。

つまり、車検整備やオイル交換も、町のクルマ屋さんではなく、ポルシェが認めた技術レベル(≒ポルシェセンター)でやってね、という意味です。

僕のカイエンターボクーペは、納車半年でエンジンオイルが派手に噴きました。

ポルシェセンターでの修理にあたり、「お車を購入されてから、オイル交換やオイル補充などされましたか?」と複数回ヒアリングされました。

ポルシェが認めた技術レベルに満たない整備やパーツが原因だった場合、保証されません。

そのようなこともあり、情報整理の一環でのヒアリングとのことでした。

エンジンオイルが噴いた時の動画はこちら

もちろん、町のクルマ屋さんでオイル交換すれば、費用を抑えられます。

でも、アプルーブド保証の条件は、ポルシェが認めた技術レベルで整備することです。

ポルシェセンター以外で交換する場合、その証明は難しいです。というかできません。

そう考えると、アプルーブド保証を付けるなら、ポルシェセンターでオイル交換ということになります。

ポルシェセンターのなかには、持ち込みOKで費用を抑えられるところもあります。

また、オイル補充なら、工賃無料のポルシェセンターもあります。

オイル補充は、カイエンターボクーペの場合、1リットルで数千円くらいです。

ヒアリングの様子からすると、「オイル補充」も保証要否に関わるかもしれません。

そう思うと、オイル補充なんて、うかつにできませんね。

オイル補充もポルシェセンターでお世話になりそうです。

最低限の法定点検とオイル交換を検討

カイエンターボクーペに5年は乗りたいです。

車検は今回を含めて3回、1年点検も3回になりそうです。

僕は、ローギア高回転で走るのが大好きです。

エンジンオイルとフィルターも毎年交換したいです。

最低限の法定点検+オイル交換なら、2年間で約45万円なので、以下になります。

項目費用
1回目45万円
2回目45万円
3回目45万円
車検・1年点検・オイル交換135万円

アプルーブド保証の費用は以下になります。

項目費用
1回目 3年延長保証37万円
2回目 2年延長保証26万円
アプルーブド保証63万円

合計は・・・

項目費用
車検・1年点検・オイル交換135万円
アプルーブド保証63万円
合計198万円

5年で約200万円。普通に車を買えますね。

100万円は都市伝説でしたが、5年なら本当かも。

あれこれ検討した結果、メンテナンスプラン(PSMP)に加入

PSMP(Porsche Scheduled Maintenace Plan)のパンフレット。ポルシェセンターでもらえる。

検討した結果、PSMPに加入しました。

PSMPは、法定点検と消耗品交換がセットになった有償パッケージです。

車検や1年点検の整備・基本点検が無料になるほか、消耗品交換も無料です。

パッケージ代は必要ですが、トータルで少しお得になっています。

これらがセットになったPSMP。ワイパー要らないから、そのぶん安くしてくれてもいいんだよ。

PSMPを使って5年乗る場合は、以下になります。

項目費用
車検・1年点検・消耗品交換39万円(13万円×3回)
PSMP78万円(26万円×3回)
アプルーブド保証63万円
合計180万円

最低限の法定点検+オイル交換+アプルーブド保証が約200万円でした。

PSMPに加入すれば、5年で約20万円がお得になります。

5年で180万円。きついです。

お金を払えば安心を買えるのはわかるけど。。

でも、以前、乗っていた古いアメ車も車検がありました。

アメ車の車検は1回約20万円、5年で60万円。故障修理も含めると+αです。

カイエンターボクーペの180万円から、それらを差し引くと、ポルシェ乗り換えの追加費用は5年で100万円~です。

1年あたり20万円を払えば、ポルシェでおもいっきり遊べる。

そう考えて納得することにしました。

皆様の参考になれば嬉しいです。

MY2026 Porsche 911 Carrera GTS

911のPSMPは275,000円。カイエンターボクーペより高い。パーツが高いモデルほど、PSMPの価格も高い。

PSMPの価格表。カイエンターボクーペは264,000円。911とPanamera(GTS・Turbo)が最も高く275,000円。オイル交換不要なTaycanやMacan(Electric)は約17万円と安い。718Cayman・Boxsterは242,000円から。GT4RSは対象外。

2025/12追記

オイル交換について、Youtubeでコメントいただきました。

町のクルマ屋さんで認証オイルを交換しても、アプルーブド保証を付けてくれるポルシェセンターもあるとのことです。

この記事の通り、「オイル持ち込みOK」のポルシェセンターがあることは聞いていましたが、「ポルシェセンター以外でオイル交換OK」もコスパが良いパターンですね。

ポルシェセンターでオイル漏れを修理しました。原因は‥

先日、ポルシェセンターにカイエンターボクーペを入庫しました。

オイルが噴いてしまい、修理と原因を調べてもらいました。

入庫から数日後、ポルシェセンターから電話がありました。

オイル漏れの原因は「オイルディップスティックの製品不良」でした。

オイルレベルをチェックするパーツのようで、製品不良や外れたりすることは、まずありません。

しかし、何らかの原因で外れてしまい、そこからオイルが噴いたとのことです。

走行中に外れてしまい、下のほうに落ちていたそうです。

ポルシェセンター担当様は、不良品と新品を見比べたそうですが、Oリングの部分が若干違ったくらいでした。

見かけ上の違いは、ほとんどなかったそうです。

綺麗になったエンジンルーム。

オイルまみれだったボンネット裏も元に戻りました。

アプルーブド保証に未加入なら実費修理

カイエンターボクーペは認定中古車で買いました。

認定中古車には1年間のアプルーブド保証が付いています。

もちろんオイル漏れも修理の対象です。

ただし、保証の対象外になる場合もあります。

詳しくはこちらにまとめてあります。

ちなみの、今回の原因だったオイルディップスティックは、新品で数千円程度です。

交換工賃も1~2万円で、未加入でも、大きな出費にはなりません。

しかし、何か起きた時に、やはり保証があれば安心です。

ポルシェセンターでオイル補充しなければ保証対象外になる場合も

ポルシェセンターの工賃は、街のクルマ屋さんより高いかもしれませんが、オイル補充の工賃は無料です。

オイルの商品代金のみです。

車種にもよりますが、カイエンターボクーペの場合、数千円くらいとのことです。

先日の投稿の通り、自分でオイルを補充したり、ポルシェセンター以外で作業してしまうと、場合によっては保証対象外になる場合があります。

そう考えると、オイル補充もポルシェセンターでやってもらうのが良いですね。

Porsche Cayenne Turbo Coupe

エンジンオイルのレベルゲージ。エンジン始動前はmaxレベルより少し低いが、エンジンが回り始めるとmaxレベルになる。この状態でオイルを補充すると入れ過ぎ。

ポルシェのエンジンオイルレベルゲージはとても敏感です。

オイルを少しでも入れ過ぎると、警告メッセージが表示されるそうです。

そういったメッセージは履歴に残りますので、自分でオイルを補充したこともポルシェセンターでわかってしまいます。

オイルの入れ過ぎや不適切な整備が原因でオイル漏れした場合、保証されない可能性があります。

皆さん気を付けましょう!

ポルシェセンターでオイル漏れを見てもらいました

詳しい原因は後日いただくことになり、ジャッキで車を上げて、下から目視でチェックいただきました。

初めてのジャッキ。まさか自分の車もこうなるとは。アプルーブド保証が付いた認定中古車を買ってよかったと、つくづく思った。

助手席側のエンジンルームやボンネット裏にオイルが飛び散っているのは確認済みですが、車体を下から見上げても、助手席側だけオイルが垂れていました。

助手席側を下から見上げると、オイルが漏れていました。自宅の駐車場にも漏れた形跡がありました。

運転席側は綺麗でした。

ポルシェセンターから必ず聞かれたこと。保証の無効に注意。

気になる修理費用ですが、未定です。

正確にいうと、アプルーブド保証が適用されたら無料ですが、保証適用条件を満たす車体なのか、整備不良の有無などチェックが必要なようです。

以前書いたように、アプルーブド保証には、保証適用除外事項があります。

その条件に該当すると、保証されません。

ポルシェアプルーブドワランティ保証書の保証適用除外事項。これらに該当するかについては、すべてポルシェが判断。ポルシェセンターが申請しても却下される場合もある。

その時の記事はこちら

僕のカイエンターボクーペは、アプルーブド保証が付いた認定中古車です。

半年前に別のポルシェセンターで買いました。

保証は1年間。まだ有効です。

しかし、最後に整備をしたのが別のポルシェセンターということで、購入したポルシェセンターに一報するよう担当様からお願いされました。

経年劣化や故障が原因と考えられますが、保証の申請にあたり、こちらのポルシェセンターでいろいろ情報を整理されたいようで、その一環とのことです。

その後、担当様同士も、やりとりいただきましたが、両方のポルシェセンターの担当様から、同じことを聞かれました。

お車を購入されてから、オイル補充などされましたか?

これはユーザにとっては深い質問ですね。

以前書いたように、「消耗品の適切な交換」がアプルーブド保証の条件の一つです。

ポルシェセンター以外で交換する場合「ポルシェと同等の技術力やレベル」が求められますが、その証明が難しいです。

そういったお話は担当様から聞いていましたが、「オイル補充」も保証要否に関わるなら、オイル補充なんて、うかつにできないと思いました。

今回は、半年前に買ったばかりなので、オイル補充も不要でしたが、もし、オイルを補充していたら・・考えただけでもぞっとします。

カイエンターボクーペを下から眺めて興奮

悪いこともあれば、いいこともあります。

ジャッキで車を上げた時に、下から眺めさせてもらいました。

なかなか見る機会ないので興奮しました!

左の後輪。真ん中に見える黒くて太い筒状の物体は、エアサスの一部。

右の後輪。銀色に包まれた四角い黒い箱はなんだろう。

エグゾーストのパイプ。太い。

前輪と後輪をつなぐやつかな。それにしてもモノがでかい。頑丈。

左の前輪。オイルが漏れていた助手席側。

右の前輪。

進捗あったら、またUPします!

皆さんもお気をつけて!

エンジンオイルが噴きました。。。

高速を1時間ほど走り、一般道に降りました。

10分ほど走ったころでしょうか。

「エンジンオイルのレベル不足。2リットル入れろ」みたいなアラートが出ました。

4月に認定中古車で買ったばかりで、半年でオイルが足りなくなるなんて、オイルもガソリンも消費量が激しいですね。

とにかく、オイルを補充しないとまずいので、ボンネットを開けたところ、、、

オイルが噴いてました。。。

普通の消費では無かったです。

ボンネット裏まで到達する見事な大噴射。。

派手に汚れてました

原因不明ですが、たぶん故障かな。

こんな派手に漏れるなんて普通ないですよね。

アプルーブド保証に加入してて良かった。。

ポルシェセンターで見てもらったら、また報告します!

ポルシェ アプルーブド保証は必要か?911の故障率は低いけど「たまごにわとり」かも

フェラーリの保証は約70万円※ですが、ポルシェの保証「アプルーブド保証」は約10万円~と、僕たちサラリーマンも手が届きそうな値段です。※東京の正規代理店の場合

その金額を払えば、1年間の安心が買えるので安いかもしれません。

車検にあたり、アプルーブド保証を更新するべきか悩みました。

あれこれ調べて、備忘録としてまとめました。

同じように悩んでいる人もいらっしゃると思います。ご参考になれば嬉しいです。

アプルーブド保証は3パターン

・新車保証(新車購入から3年間保証)

・延長(中古車)保証(新車保証が終了した後の継続保証)

・スタンドアローン保証(新規で加入する保証)

アプルーブド保証はパターンが3つあります。

新車のみ付帯する「新車保証」と、新車保証が終了した後の「延長保証」、新規加入の「スタンドアローン保証」です。

僕は、この春にポルシェセンターで認定中古車のカイエンターボクーペを買いました。 

認定中古車には1年間のアプルーブド保証が付いています。

2年目以降も保証を延長する場合、延長保証で可能です。

Porsche Cayenne Turbo Coupe E3K40A

V8エンジン550馬力 770NM。0-100km/h 3.9秒。空も飛べそうな加速。ほとんどスポーツカー。1年保証が付いている認定中古車。

カーセンサーやGoo-Netで購入した中古車のポルシェも、ポルシェの基準を満たせば保証を後付けできます。

それが3つ目のスタンドアローン保証です。

スタンドアローン保証は、延長保証より割高ですが、保証内容は新車や認定中古車と同じです。

カーセンサーでマカンを買った時にスタンドアローン保証を後付けしましたが、加入できない場合もあります。

Porsche Macan S 95-BCTM

V6エンジン340馬力 460NM。0-100km/h 5.2秒。カイエンターボクーペより性能は劣るけど、PDKで誰でもプロレーサー並みにギアチェンジできる。トルクは小さく、回すと伸びる。スタンドアローン保証1年を後付け。

アプルーブド保証の加入・継続は、ポルシェセンターで検査・整備が前提

この春に買った認定中古車のカイエンターボクーペが車検を迎えます。

ポルシェセンターの車検の見積もりは、消耗品交換込みで約35万円でした。

認定中古車は、ポルシェセンターでしっかり整備されてから納車されます。

認定中古車の基準を満たさないパーツは交換されます。消耗品も対象です。

買ってから半年たっておらず、消耗品はまだまだ大丈夫です。

つまり、ポルシェセンターの車検のベースラインは、このあたりの金額と言えそうです。

「買ったばかりだし、消耗品は交換不要だな」

「整備も終わったばっかり。なんなら車検もポルシェセンターじゃなくていいかも」

そんなことを考え始めましたが、一つ忘れていました。

そうです。アプルーブド保証です。

アプルーブド保証を延長するためには条件があります。

その1つが、ポルシェが指定する定期点検整備を実施することです。

ポルシェ アプルーブド保証のパンフレット。保証条件として「指定の定期点検整備を実施すること」等が記載。

オイル交換は条件に明記されていないが、条件を満たさないと保証が適用されない

車検の35万円に加えて、アプルーブド保証の料金も必要です。

カイエンターボクーペは、1年保証で144,500円です。

車検と合計で、約50万円になります。

2年以上の保証も可能で、長期ほど割安になります。

とはいえ、車検と合計すると相当な金額になります。

ポルシェ アプルーブド保証のパンフレット。2025年5月1日時点の価格。前年から7%ほど値上がり。「保険と同様に値上がりしている。パーツ価格の高騰等で修理費も高止まり。アプルーブド保証費も影響を受けた。」(ポルシェセンター担当様)
1年134,200円→144,500円
2年243,100円→260,000円
3年348,700円→375,000円
2024年6月保証費と執筆時点の価格
いずれもCayenne

ポルシェ アプルーブド保証のパンフレット。2024年6月1日時点の価格。

1年128,700円→134,200円
2年234,500円→243,100円
3年 — →348,700円
2019年10月保証費と2024年6月保証費
いずれもCayenne

ポルシェ アプルーブド保証のパンフレット。2019年10月1日時点の価格。

安い!

1年128,700円→144,500円
2年234,500円→260,000円
3年 — →375,000円
2019年10月保証費と執筆時点の価格
いずれもCayenne

このあたりで、だんだん財布の紐が固くなってきました。

「何か削れるところはないかな・・・」

見積もりを見直すと、オイル交換8万円やエアコンフィルター交換2.5万円などがありました。

それらを合計すると約12万円を削れそうです。

特に、オイル交換は8万円と高く、ポルシェセンターの担当様に相談しました。

オイル交換を削れますか?

そこは正直に言いますと、判断が難しいところです。消耗品の適切な交換が保証条件の一つです。ポルシェセンター以外で交換する場合「ポルシェと同等の技術力やレベル」が求められますが、その証明が難しいです。

つまり、ポルシェセンター以外で消耗品を交換した場合、故障が発生しても、保証されない場合があるということです。

これは厳しいですね。

何かが起こった時の保証なのに、保証されないなんて意味がありません。

あらためて認定中古車のアプルーブド保証書を読むと、そのようなことが書いてありました。

ポルシェ アプルーブドワランティ保証書の保証適用除外事項。これらに該当するかについては、すべてポルシェが判断。ポルシェセンターが申請しても却下される場合もあるとのこと。

Youtubeにあげているように、僕は、ローギア・高回転で走るのが大好きです。

エンジンに負荷もかかります。オイルは重要です。

もし、エンジンが故障した時、「ポルシェセンター以外でオイル交換したことが原因だから、保証できない」と言われたら、困ったことになります。

保証するか、しないかは、ポルシェが決めます。

ポルシェセンターが申請しても、ポルシェが却下したら保証されません。

こんな感じで遊んでます!

ポルシェの故障率は低いけど「たまごにわとり」かも

当たり前ですが、故障しなければ、保証は不要です。

「ポルシェは故障しない車」と、聞いたことがあります。

いろいろ調べたところ、ヒントになりそうなデータがありました。

2023年~2024年にドイツのTUV(Technischer Überwachungs Verein 技術検査協会)が実施した乗用車検査です。

TUVは、製品・サービスの安全規格の適合性について検査・認証する第三者認証機関です。

TUVの検査結果をADAC(ドイツ自動車クラブ)がまとめています。

228種・約1,020万台を検査し、車種ごとに重大な欠陥の発生率がわかります。

この報告を見ると、ポルシェ911は、重大な欠陥の発生率が極めて低いです。

「ポルシェは故障しない車」と言われる理由の1つと言えそうです。

228種・約1,020万台の検査結果。911は極めて優秀。ADACは、日本車が優れていることも触れていた。なんだか嬉しい。

出典:ADAC ADAC資料をもとに筆者が作表

ただ、ポルシェはアプルーブド保証を世界で提供しています。

他社より、しっかりメンテナンスされた個体も多いと思います。

また、ポルシェは車好きなユーザが多く、他社のユーザより、車に手間やお金をかけているかもしれません。

経済面でも、他社ユーザより、ゆとりがありそうです。

そう考えると、この調査結果は「たまごにわとり」的な話も混じっていそうです。

ただ、他社も保証を提供しています。

他社もそれなりにメンテナンスしているとすれば、911の結果はすごいですね。

とはいえ、ポルシェも経年変化する

ADAC資料から、911のすごさがわかりました。

とはいえ、911も年式が落ちてくると、欠陥率も高くなります。

先ほどの表のとおり、経過年数が長くなるほど、911も重大な欠陥率はあがっています。

ただ、それでも、911は優秀と言えそうです。

2020年にドイツでDEKRA(ドイツ自動車安全協会)が別の調査を実施しています。

この調査では、経過年数ごとの平均欠陥率が報告されています。

先ほどのADACの調査と突き合わせると、下表のように、911の欠陥率が低いことがわかります。

欠陥の定義など調査の仕様・条件がADACと異なり一概に比較できませんが、参考になりそうです。

911の欠陥率は平均より低い。

出典:ADAC DEKRA 2つの資料をもとに筆者が作表

9年落ち以上の古い車の欠陥率は40%。照明装置・ブレーキ・ホイール・タイヤを含む車軸など様々。

出典:DEKRA 

他の資料においても、911の耐久・信頼性の高さに言及しています。

The best electric vehicles are based on combustion platforms(TUV)

一方、TESLAなどEVも調査対象ですが、EVは欠陥率が意外に高いですね。

例えば、TESLAのMODEL3は、足回りについて言及されているようです。

911は壊れにくいけどSUVは?

911が壊れにくいことは、「たまごにわとり」を含むにせよ、本当なのだろうと思います。

でも、僕の車は911ではありません。カイエンターボクーペです。

車重が2トン超もあり、エアサスや下周りが特に気になります。

ポルシェ アプルーブド保証のパンフレット。消耗品は保証対象外。ショックアブソーバー(バネサス)は対象外だが、エアサス保証は嬉しい。ポルシェセンターのエアサスの交換費用は1本あたり約80万円。砂漠やオフロード走行は高負荷で土砂も良くないとのこと(ポルシェセンター担当様)。エアサスのコンプレッサーの寿命は一般的に10年10万km。

エンジンも水平対向ではなく、V8です。

911と仕様が異なることや、先ほどの調査結果に911以外が載っておらず、なんとも言えません。

そこでWEBを探したところ、イギリス運輸省の調査機関DVSAが同様に調査していました。

イギリス版の車検のデータについて、3年~8年落ちの車を対象に欠陥率を公開しています。

欠陥率の低いTOP25の車種について海外メディアがレポートしています。

欠陥率が低いTOP25にランクインしたポルシェ

出典:whatcar whatcarのレポートをもとに筆者が作表。オリジナルデータはイギリスのDVSA調査結果。

気になるカイエンは、ランクインしてませんね。。

マカンがランクインしているので、カイエンも悪くないと期待したい。。

この調査においても911はランクインしてますね。やっぱりすごい911。

アプルーブド保証が切れると、保証再開はいろいろと面倒かも

詳細は公開されていませんが、ポルシェセンター担当様のお話を総合すると、アプルーブド保証が一度切れてしまうと、いろいろと面倒かもしれません。

アプルーブド保証はポルシェセンターがポルシェに申請しますが、保証する・しないを決めるのはポルシェです。

例えば、タイヤは、状態が悪い場合、保証の新規申請が通りません。

更新においても同様ですが、ポルシェセンター担当様によると、新規と更新では若干異なるようです。

タイヤについて保証加入の基準はあるものの、延長保証については、あまりに溝が少ないという状態でなければ基本的には問題ありません。車検時の保安適合的な意味合いが強いです。

他の業界同様に、ポルシェにおいても、新規審査のハードルは、更新より高いようです。

ということで、悩んだ末に・・・

いろいろ調べましたが、僕はアプルーブド保証を延長することにしました。

理由は、故障を気にせずポルシェを全力で楽しみたいからです。

皆さんの参考になれば嬉しいです!

保証延長したらまたUPします!

2025/12追記

Youtubeでコメントいただきました。

「スタンドアローン保証を付けたいが価格がわからず迷っています」とのことでした。

価格は111項目の有償検査の結果次第で費用は変わります。

8年落ち前期MacanSをスタンドアローンした時は保証費込みで30万ちょっとかかりました。

タイヤ交換も含めると45万くらいです。

アプルーブド保証は認証タイヤが必須で、継続保証なら割と甘くみてもらえますが、新規保証の場合はハードルが高いと言われました。

もし、タイヤが交換時期なら、Amazonや町のクルマ屋さんで認証タイヤを安く買って履き替えてから111項目の検査を受けると節約できます。

スタンドアローンは今年5月に値上がりしています。

111項目の有償検査(12か月点検整備です)はポルシェセンターで異なりますがMacan5万、Cayenne7万くらいです。

オイル交換もポルシェセンターによって対応が異なります。

町のクルマ屋さんで交換OKな場合もあれば、オイル持ち込みOK、持ち込みNGもあります。

ポルシェセンターのオイル交換は高いので、事前に相談されると良いと思います。

オイル容量などにもよりますが、Macan7万、Cayenne8万くらいです。

ブレーキ系も指摘されると、ポルシェのブレーキパッドは摩耗するとディスクも交換となり、Macanなら1か所10万~と言われました。

また、ポルシェの保証は、社外品が装備されていると改造扱いで保証が通りません。

このあたりはうまくやっていただけるポルシェセンターもありますので、ご相談されると良いと思います。

2025/12追記

Youtubeでコメントいただきました。

「車検を控えており、スタンドアローン保証も一緒にやれば少し安くなりますか」とのことでした。

おっしゃるとおり、車検と一緒にすると、車検整備で111項目の検査を代替できますので、スタンドアローン保証のために検査を受けるより、検査費用の面で割安になります。

ただ、車検も受けることで、やはり金額はかかってきます。

車種により異なりますが、基本料金や法定費用のみだと20万くらいで、スタンドアローン保証費、保証を受けるための消耗品交換等も含めると40~50万くらいになるかもしれません。

あとは指摘事項がどれくらい出てくるかになります。

「この部品がダメです。車検は通りますがポルシェの基準を満たさないので交換してください」と言われたら、承諾しないと保証は受けられません。

Macanでスタンドアローン保証を受けたときに、「多走行・低年式ほど指摘事項も多く高額になりやすい」と言われました。

この記事を書いた2週間後、カイエンターボクーペは壊れました

スタンドアローン保証を後付けしたマカンについては、こちらにまとめています。

スタンドアローン保証 後付け費用はこちらがお勧め

【納車走行】ポルシェマカンからカイエンターボに乗り換えたらこんな感じになります

先日の投稿をご覧になった方もいらっしゃると思いますが、ついにカイエンターボクーペに乗り換えました!

マカンは町のクルマ屋さんで買いましたが、今回はポルシェセンターの認定中古車を買いました。

ポルシェのアプルーブド保証を付けたいので、費用・時間いずれも効率的な認定中古車にしました。

アプルーブド保証と3rdパーティ保証の違いについて知りたい方はこちらにまとめております。

このページでは、カイエンターボクーペの納車日走行で感じたことを紹介します。

100%エモーショナルな体験だったカイエンターボクーペ

桜とカイエンターボクーペ

ポルシェセンターを出発してから2~3分走らせたくらいでしょうか。

信号で停止して、ふと感じたとのは「いまのところマカンとあんまり変わらないな」ということでした。

車高の高さこそすぐ違いを感じましたが、それ以外でマカンと大きな違いを感じませんでした。

走らせた感覚は、なんとなく良い感触という程度で、運転席周りでいうと、「エアコンの吹き出し口がハンドル左側付近にないので冬は冷たそう。ステアリングホイールヒーター装備車で良かった。」「ステアリングコラムが自動調整と知って喜んだ。」くらいです。

でも、今思えば当たり前ですが、カイエンターボクーペの魅力は、そのあたりではないです。

モードスイッチをSportやSport Plusに変えたり、少しアクセルを踏み込んだりすると、たちまちその魅力にとりつかれました。

とにかく音が良いです!

動画では伝わりづらいのが残念ですが、前期マカンのエンジンサウンドをさらに野太くし、バブリングも奏でるポルシェ製V8エンジンに完全に魅了されました。

動画も撮りましたが、あらためて動画を見返すと、機能説明ほぼゼロでした。ポルシェ勉強中です。ごめんなさい。

「音がいい!」「たまらん!」とか感想ばっかりですが、それぐらいエモーショナルな体験でした。

動画でご覧になりたい方はこちら

10分くらい走らせてPDKとの違いを体感

Porsche 911 Turbo Cabriolet
ミッションはPDK

それからしばらく走らせて、体感の変化に気づきました。

カイエンターボクーペは、マカンのようにキビキビしておらず、良く言えばしなやかなフィーリングが楽しめます。

おそらくこれは、マカンとミッションが異なるためだと思います。

マカンはPDK(7速のポルシェ ドッペルクップルング)、カイエンターボクーペはティプトロニック(8速のトルコンAT)です。

マカンのPDKは、ダブルクラッチ方式で、動力の流れが途切れることなく、とても高速にギアチェンジできます。

一方、カイエンターボクーペのティプトロニックは、通常のAT同様に、なめらかにギアチェンジできます。

おそらく、マカンよりしなやかに感じた理由はミッションの違いだと思います。

マカンとカイエンターボクーペはSUVで似ていますが、これが重心の低い911や718、Panameraに乗り換えると、また違った印象になりそうですね。

いつかは乗ってみたいです。

Porsche Cayenne Turbo Coupé
カイエンターボクーペE3K40Aのメーター。ミッションは8速ティプトロニック。

Porsche Macan S
マカンS 95-BCTMのメーター。ミッションは7速PDK。

余談ですが、マカンのPDKで、パドルシフトでギアをチェンジしても、1回は空振りし、2回目からチェンジしてました。

「マカン寝てたのかな?」と冗談で思ってましたが、どうやらその通りで、1回目の操作でマニュアルモードがアクティベートしているようです。

カイエンターボクーペのティプトロニックも試してみます。

音がやばい!心底惚れてしまうポルシェ製エンジンのV8サウンド

動画をご覧になった方はお気づきだと思いますが、僕は運転中に「音がいい!」「たまらん!」を連発しています。

事前に他の方のYoutubeでカイエンターボクーペを見ていたので、ある程度は想像していましたが、ここまでとは思いませんでした。

Normalモードで「ブロロロロッ」と重低音のV8サウンドが腹に響きます。

これがなんともたまりません。

モードスイッチをSportにした途端、エンジン回転数や点火タイミングが変わり、スポーツエグゾーストもON。バブリングを奏でます。

もう本当にいろいろ試したくなるクルマで、ちょっとした近所の買い物もバブバブ奏でて楽しんでいます。

モードスイッチで走行モードを選択できる。Sport Plusモードはスポーツクロノパッケージ装備車で利用可。ポルシェに乗るならマストと言えるオプション。※クリックするとYoutubeにリンクします

マカンの中古車を検討している方へ

以前、投稿やYoutubeでお話していますが、もし、マカンやポルシェを中古車で検討されてましたら、「スポーツエグゾースト」「スポーツクロノパッケージ」が付いている個体をお勧めします。できればPASMも。

僕はマカンを4か月で売って240万円損切して、カイエンターボクーペに乗り換えました。

仮定の話なので、なんとも言えませんが、もし、マカンにこれらのオプションが付いていたら、もう少しマカンに乗っていたかもしれません。

オプションは後付けできますが、お金も時間もとてもかかります。

ポルシェ公式ページに掲載の金額では装着できません。

ドイツの在庫にも限りがあります。当時の前期マカンのスポーツエグゾーストは、シルバーテール2個でした。

人気のブラックは生産待ちです。

後付けの走行性能など、ポルシェには他にも検討ポイントがあります。

そのあたりも動画で紹介していますので、ご興味ある方はぜひご覧ください!

いつ見てもかっこいいマカンのフォルム。カイエンより車高が低く、特にフロントまわりが好み。もし、911や718などポルシェを一通り楽しめたら、前期マカンのターボパフォーマンスも乗ってみたい。

ポルシェマカン4ヶ月で240万損切した話。僕みたいなポルシェ初心者が後悔しないようアドバイスします。

先日のSellCa(セルカ)オークションの投稿のとおり、憧れで買ったポルシェマカンを売りました。

モデルイヤー2107の前期マカンSで走行距離9,999km。

もちろんエンジンも絶好調です。

前期マカンSはポルシェ製エンジンで音が太くていいですね。

内装も綺麗でした。

去年末にポルシェ保証(アプルーブド保証・この場合はスタンドアローン保証です)を後付けし、タイヤ・消耗品交換などコミコミ550万円でした。

SellCa(セルカ)オークションで落札310万円でしたので、4ヶ月で240万円の損切りでした。

ポルシェ保証についてはこちらにまとめています。簡単に言うと、消耗品以外は無料で修理できる保証です。

なぜ損切りすることになったか

カーセンサーやグーネットでポルシェを探してる人、特にポルシェを知らなくて検討してる人、僕みたいなポルシェ初心者が、同じ経験しないようアドバイスします。

まず、マカンを買ったのは完全に憧れでした。

ポルシェいいなぁ、かっこあいなぁ、いつか乗りたいなあと、ずっと思っていました。

SUVも好きですし、マカンは他のモデルよりも安いし、前期マカンは値頃感あります。

カイエンよりスポーティなフォルムですし、サイズもちょうどよくて、なんだかサラリーマンでも手が届きそうですよね。

そういう気持ちで買いました。

もちろん買う前にポルシェのこと調べてました。

この手のブログやYouTubeなどたくさん見てました。

故障したらお金やばいとか、車検、パーツが高い、いろんなオプションあるとか。

でも、いちばん気にしてたのは、故障、維持費とか、お金関係でした。

だから故障しないように程度のいいマカン買ってポルシェのアプルーブド保証(スタンドアローン保証)をつけました。

でも、ブログやYoutubeで、あまり言われず、知らなかったことが3つあります。

クラシックなPorsche
まだ、ここまで沼にハマれていませんが、時間の問題かも。。

1つめ オプションはしっかり考えましょう

まず1つめはオプションです。

ポルシェを考えている人、特にマカンもですが、スポーツエグゾースト、スポーツクロノパッケージ、この二つが付いてる中古車をお勧めします。

どちらも後付けできますが、お金も時間もめちゃくちゃかかります。

例えば、スポーツエグゾーストです。

※以前はマカンのオプション画像を掲載しておりましたが、著作権の関係で、マカンから乗り換えたカイエンターボクーペの画像に差し替えております。マカンのオプション画像ではございません。

スポーツエグゾースト
言わずと知れた大人気オプション。前期マカンの購入前は、その価値を知りませんでした。
画像右下の虫眼鏡みたいなマーク(マフラーです)

ポルシェサウンドを響かせるオプションです。

排気音を最適化して、強烈なスポーツサウンドがでます。

これがめちゃくちゃいい音でわくわくします。

でも、僕のマカンSついてませんでした

そういう音が出ることは知ってました。

欲しくなったら後付けすればいいと思っていた

ポルシェのホームページをみると、後付けOKと書いていましたので、欲しくなったら後付けすればいいと思っていました。

後付け費用は、約70万円です。。

ポルシェのホームページを見ると、マカンSは45万くらいとあります。

でも、45万円では後付けできません。

時間もかかります。日本に在庫ありません。ドイツから取り寄せです。

もし、ドイツに在庫なければ生産待ちで、6か月1年待ちはザラです。

僕の前期マカンSは、年末時点でドイツの在庫2つでした。

それもシルバーテールのみ。人気のブラックは生産待ちです。

もし、ポルシェのエンジン音が気になる人や好きな人、スポーツエグゾースト付きの中古車をお勧めします!

Porsche 718 Boxster T
鮮やかなグリーン。ケイマン・ボクスター・911のようなリアエンジン車もとても興味があります。NAエンジンのモデルがあったらしく、ディーラー担当様曰く神の咆哮だとか。しびれますね。。

ポルシェ公式サイトの注意書きもしっかり見ましょう

あと、スポーツクロノパッケージです。

エンジンの出力とシャシーがよりスポーティになるオプションです。走りがもっと楽しくなります。

これもポルシェのホームページに載ってますが、あの値段ではできません。

注意書きもよく見てください!

後付けは走行性能を最大限に引き出せません。工場出荷時に付いているほうが走行性能が高いです!

人気のスポーツクロノストップウォッチも後付けできません。ダッシュボードの時計ですね。

あれはただの時計じゃないです。ストップウォッチとかにもなります。

他にもオプションたくさんありますが、最低でもこの2つは付いてる中古車を狙いましょう。

スポーツクロノパッケージ
こちらも大人気オプション。エンジンとシャシーがよりスポーティになります。ローンチコントロールも可能に。後付けは走行性能を最大限に引き出せません。スポーツクロノストップウォッチもありません。

スポーツクロノストップウォッチは後付けできません。。町のクルマ屋さんならできるところもあるようです。

町のクルマ屋さんでもオプション後付けできますが・・・

もっともオプションは、ディーラーのみではなく、町のクルマ屋さんで、コーディング等で対応可能な場合もあります。

お金はディーラーより安い場合もあります。

僕の場合は、値段は期待したほど変わらなかったです。

純正部品を使う場合、ものによってはディーラーのほうが10万以上安い場合もあります。

まずはディーラーに相談すると良いと思います。

納期は、ディーラーも町のクルマ屋さんも同様です。

どちらも海外から仕入れますので、時間がかかります。

改造はポルシェ保証が無効になる。すべてポルシェが判断。

ただ、クルマ屋さんに依頼する場合、良いお店を選ばないと、ポルシェ保証が無効になる可能性があります。

最低でも純正のパーツやテスターを使わないとダメです。

ポルシェ保証は改造すると無効になります。

社外品NGです。改造扱いになります。

また、改造に該当するかどうかは、すべてポルシェ判断になります。

ですので、ご自身の責任でお願いします。

町のクルマ屋さんで後付けしたことはわかる

たとえば、町のクルマ屋さんで取り付けたことは、車体番号や購入時のオプション、整備履歴等でわかります。

神奈川県内のポルシェセンターで聞いたお話ですが、最近のポルシェは保証関連に厳しいみたいです。

今は許されてることが、今後ダメになる可能性はあります。

たとえば、最近ですと、カープレイをワイヤレスにするものです。

以前はOKでしたが、いまは保証無効になるみたいです。

ただ、このあたりはうまくやってくれるディーラーもありますので、いろいろ相談してみると良いです。

町のクルマ屋さんのなかにも、「ディーラー保証のトラブルが発生した場合も責任もちません」ってちゃんと書いてくれるところもあります。

できるだけ、いろいろ教えてくれるクルマ屋さん、相談にのってくれるクルマ屋さんにしましょう。

Porsche Macan Porsche Cayenne
フロントやフォルムはマカンのほうが好き。こうやって見比べると、本当に横幅6cmくらいしか違わない?もっと差があるように見えるけど、撮り方が偏ってたかな。白は膨張色だからかな。

2つめ 保証

2つめは保証です。

保証を付けたい人は、ディーラーの認定中古車を狙いましょう。

カーセンサーやグーネットでポルシェを探してる人は、たくさんいると思います。

僕もそうでした。

3rdパーティ保証もカバー範囲は広く安価なものも多いですが、「原則社外品で修理」「中古部品で修理する場合も」「ポルシェのような外車は制約も」といった特徴があります。

アプルーブド保証と3rdパーティ保証の違いについてはこちらにまとめています。

ポルシェのアプルーブド保証は3パターンある

ポルシェの保証「アプルーブド保証」にはパターンが3つあります。

・新車保証(新車購入から3年間保証)

・延長(中古車)保証(新車保証が終了した後の継続保証)

・スタンドアローン保証(新規で加入する保証)

僕は3つめのスタンドアローンに加入しました。

カーセンサーでマカンを買った後にディーラーで保証を後付けです。

ただ、どんなに程度の良い中古車でもけっこうお金がかかります。

僕の場合、30万ちょっとでした。

アプルーブド保証に加入できない場合がある

また、保証加入には条件があります。

初年度登録から15 年まで・走行距離20万 km以内ですが、111項目のチェックというのがあります。

これがとても厳しいです。

これをクリアしないとアプルーブド保証は受けられません。

「この部品はまだ使えますが、認定基準を満たさないので交換しましょう」とディーラーに言われたら、交換しないとダメなんです。

保証がつけられません。

検査するだけでもお金かかります。

カーセンサーやグーネットを見ると、ポルシェの内装・外装は確認できますが、エンジンやミッションの調子、ブレーキパット残りとかはわかりません。

もし、町のクルマ屋さんでポルシェを買うなら、そういうこともちゃんと教えてくれるクルマ屋さんが良いと思いますが、いちばんよいのはディーラーの認定中古車です。

保証を付けたい人は、ディーラーの認定中古車を狙いましょう。

アプルーブド保証のパンフレット。延長保証1年10万円~ですが、フェラーリは保証1年70万円。ポルシェは良心的!

最後の3つめ  ポルシェ沼

これが一番やばいです。

僕はマカンを買う直前まで、ポルシェなんて自分には関係ない世界と思っていました。

そのため、とりあえず程度のよいマカンを安く買えればいいというくらいの気持ちでした。

でも、ポルシェ。めちゃくちゃ面白いです!

実際に運転して普段使いすると、いろんな体験があって、どんどん好きになります。

そうなると、今までどうでもよかったことが、そうではなくなります。

僕の場合オプションやエンジンです。

ポルシェ製のエンジンなのか、どうかなど、事前に少し調べていましたが、そういうことを意識するようになりました。

ここにはまりだすと、本当にお金も時間も飛んでいきます。

皆様のカーライフがハッピーでありますように!

初めての法定点検から車が戻ってきました 

マカンを預けて約1週間、法定点検(12か月点検整備)(ポルシェのサイトにリンクします)を終えて戻ってきました。

ディーラーの担当様いわく「程度は良好です!」とのことでした。

希望していたアプルーブド保証(スタンドアローン保証)も問題なく付けられました。

気になる費用ですが、以下の通りでした!

項目費用
アプルーブド保証(スタンドアローン保証)16.4
12か月点検整備5.3
オイル交換6.8
微粒子フィルタ交換1.6
ワイパー交換1.9
タイヤシーラント交換1.8
ドライブレコーダ・工賃7
合計40.8万

ドライブレコーダーは家族の要望で付けましたが、それを除くと約33万でした。

タイヤシーラントは保証を受けるためには必須となっておりました。

希望しませんでしたが「マストで何卒よろしくお願いいたします」とのことです。

今回は保証切れの車体に後付けするスタンドアローン保証でしたが、次回からは保証継続となり、費用も抑えられると思います。

初回からけっこうな出費になりましたが、これで安心して乗れます!

※金額は、車種や年式等によって異なる場合があります。

保証ルールに抵触せずにDVDやテレビを子供に見せたい!

前回のサマリ
マカンにはDVDが付いているけど走行中は見れません。キャンセラーを実装すると履歴が残り、アプルーブド保証対象外に。TVもなし。社外チューナーも保証対象外。
どうしてもアプルーブド保証付きのマカンでDVDやテレビを子供に見せたい!

社外TVチューナーはもちろん、社外DVDキャンセラーも履歴が残るということで八方塞がりだった僕のマカン。

残すは、iPhoneで再生した動画をBluetooth等で連携するか、AUX、外付けデバイスを持ち込むくらいしかありません。

マカンの運転席横のアームレストBOX内には複数の端子があります。USB、音声入力プラグ、シガーソケットです。

USBに接続して試してみる

マカンの純正ナビには、PCMというものがついています。

ポルシェ・コミュニケーション・マネージメントシステムの略で、ナビやオーディオを統合したプラットフォームのようなものです。

iPhoneをはじめ、直近バージョンでは、AndroidやSpotify等も使えるようになったとか。

ポルシェ コネクトアプリを使えば、電話会議等もできるということですがごめんなさい、ドライブ中に会議なんてしたくないです笑

なお、クラシックなポルシェにも最新のプラットフォームを提供しているようです。(ポルシェのサイトにリンクします)

ということで、iPhoneをUSBに接続し、動画を再生してみました。

音声だけが流れました

ディーラーに聞いたところ、「音声のみです。動画は連携できません」とのことでした。

期待していたUSBは早くもダメになりました。

Bluetoothに接続して試してみる

続いてBluetoothです。タッチパネルでiPhoneと接続し、動画を再生します。

こちらは音声すら出ません・・・

Bluetoothもダメでした。

残すAUXですが、これはオーディオ用なので、このプラグでは、どう頑張っても映像は連携できません。

ということで、、、

iPadminiになりました笑

iPadminiなら、Tverアプリでテレビをリアルタイム放送で見られます。

ただし、リアルタイム放送はゴールデンタイム放送のみです。

厳密には1秒くらい?遅れるそうですが、現在のエリアで放送中の番組が、”ほぼ”リアルタイム視聴できます。

Tverならゴールデンタイム番組をほぼリアルタイムで視聴可能!他の時間帯は、録画済み番組リストから視聴できます。

iPadminiでTVを見る方法は他にもあります。

外付けTVチューナーです。

ただ、車で視聴する場合、外付けチューナーに限らず、山間部やエリアの境目等は厳しいかと思います。

また、iPadminiに外部接続が必要なこと、その接続端子がLightningで、今後主流のType-Cではない等を考慮し、見送りましたが、ライフスタイルによってはありかもしれません。

こうして、なんとかTVを確保できました。これでロングドライブも今まで通り楽しめそうです!

2024/12/24追記 iPadmini快適!DVDがマストじゃなくなりました!

その後、ドライブ中にiPadminiを使うようになりました。

当初こそ、ネット接続や置き場所に困りましたが、今では必須ツールになり、DVDの優先順位が下がりました!

iPadminiでネット接続すれば、TVerでリアルタイムTVも見れるし、録画済み番組もたくさん見れます。

自宅でお気に入りの番組をマイページに登録しておけば、ドライブ中にかんたんに再生できます。

もちろんYoutubeも見れます。

純正ナビのTVチューナーの場合、山間部等の電波の悪いところは見れませんし、好みの番組がなければ見ません。

その点、TVerなら、いつでも、好きな番組を見放題です!

アプルーブド保証を適用しながらなんてもう無理だ・・とあきらめていましたが、なんとかなりました!

どうしてもアプルーブド保証付きのマカンでDVDやテレビを子供に見せたい!

前回のサマリ
ポルシェにはアプルーブド保証が最適。3rdパーティ保証は安価だがサービスが限定的。原則としてディーラーに持ち込めず修理部品も社外品。「社外中古品を再利用」を公言する保証会社も。
ポルシェアプルーブド保証と3rdパーティの保証の違い

僕のマカンにはDVDが付いています。しかし、TVはありません。

「DVDは純正デッキでOK。テレビなんて市販のチューナー後付け♪」と思っていました。

マカンの純正ナビ。たしかにDVDは見れますが・・・

DVDデッキにDVDを入れると、DVDは自動再生します。

画面も大きくて満足していました。ところがですね、、、DVDを再生し、車を少し走らせたところで、子供が騒ぎはじめました。

子供「パパ!DVDが変なことになっている!」

車を止めて、画面を見ると、DVDは再生しています。

私「ちゃんと再生できているよ」

再び車を走らせると「パパ!やっぱり変だよ!」

※助手席から撮影した画像です

がーん。。。忘れていました。

日本車もそうですが、なにもいじっていないオリジナルの車は見れないのが普通でしたね。。。

まったくの想定外というか、都合の悪いことは蚊帳の外でした。

TVは後付けできないし、DVDも見れないし、これだと子供とドライブが厳しいですよね。

ということで、まずはDVDキャンセラーをAmazonで探したところ、15,000円くらいで社外品が売っていました。

しかし、社外品にあたるので、「いちおうディーラーに相談してから買おう」と欲しリスに入れて、後日ディーラに相談したところ・・・

ディーラー「キャンセラーしちゃうと履歴が残ります。入庫時OFFにしてもダメです。保証対象外になってしまいます」

まさに八方ふさがりとはこの事ですね。完全に手詰まりました。

困っている僕を見て、ディーラーさんが言いました。

以前、本国にDVDやテレビを見れるようにできないか、相談したことがあるそうです。

ところが、本国の担当は「車はラジオでしょ。テレビなんて見ないよ。」と返したそうです。

どうやら車でテレビやDVDを見たがるのは日本特有?らしいのです。

しかし、ここは日本ですよ!

子供たちは、すっかり動画ありきのカーライフに慣れてしまい、簡単に抜け出せそうにありません。というか、無理ですね。

こうして、保証ルールに抵触せずに、動画を見る方法をなんとか検討することにしました。

ポルシェアプルーブド保証と3rdパーティの保証の違い

3rdパーティの保証は安いが原則社外品 整備工場も限られる

前回のサマリ
アプルーブド保証を受けるには「111項目の有償検査」が必須。「この部品がダメです。車検は通りますがポルシェの基準を満たさないので交換してね」と言われたらすべて承諾しないといけません。
アプルーブド保証には111項目の有償検査が必要

一時、ポルシェ非公式の3rdパーティの保証も検討しました。

皆様も中古車検討時にご検討されるかと思います。

電話などで問い合わせたことなどご参考になると思いますので、少し触れたいと思います。

ポルシェ非公式の3rdパーティ保証は一般的に価格が安いです。

WEBを調べたり、保証会社に問い合わせたりすると、いろいろ見えてきます。

複数の3rdパーティに問い合わせましたが、原則として修理をディーラーには持ち込めず、部品も一部のみ対象です。

壊れても保証されない対象外のパーツが多くあります。

また、ポルシェをはじめ、外車は保証期間も国産より短いことが多く、使用するパーツもまず社外品です。

ある保証会社は、「原則、社外の中古部品を使って修理」との回答でした。

整備工場も限られ、保証会社指定の工場です。

外車の場合、保証額上限も国産より低く設定されていることが多く、ポルシェのような金額が高くなりがちな車種には向いていません。

長く乗るうえでの安心感や手間ひま、費用対効果で、アプルーブド保証(ポルシェのサイトにリンクします)の一択になりました。

ディーラーのおもてなし。今までお世話になった自動車メーカーで、一番高級でした!うれしくて写真とりました

アプルーブド保証は社外品をつけられない テレビも見れないが・・・

ようやくアプルーブド保証(スタンドアローン保証)をお願いするところまできましたが、まだハードルがあります。

それは・・・

「社外品が一切つけられない。社外品が検知された場合、保証できません」ということです。

これも調べていくと皆さん壁にあたるようで、もしかしたら、ここで多くの方があきらめるかもしれません(もしかしたら僕も・・・)。

うちは子供を乗せてドライブするので、テレビ・DVDが必須。子供にiPhone渡してYoutubeでも済みますが、子供は際限なく楽しむので、視力等への影響を考慮して、画面との一定距離が保てるナビ画面を見せるようにしています。

ですので、ここもなんとしてでも、クリア必須のポイントになっています。

「DVDは純正デッキでOK。テレビなんて市販のチューナー後付け♪」と思っていたら・・・

ディーラー「後付けチューナーなど社外品が検知された場合、アプルーブド保証できません」

甘く見ていました。いろいろ調べたつもりでしたが・・笑

この点において、3rdパーティ保証は融通が利いて良いですね。

社外品を付けても保証ルールに抵触しなければOKです。

ライフスタイルというか、物の買い方により、いずれの保証を選ぶのが良いかもしれませんね。

25/6/5追記 アプルーブド保証には3パターンあります

ポルシェの保証「アプルーブド保証」にはパターンが3つあります。

中古車を購入する場合、「延長保証」「スタンドアローン保証」いずれかになります。

カーセンサーやGoo-Netで購入した中古車のポルシェも、ポルシェの基準を満たせば保証を後付けできます(スタンドアローン保証といいます)。

・新車保証(新車購入から3年間保証)

・延長(中古車)保証(新車保証が終了した後の継続保証)

・スタンドアローン保証(新規で加入する保証)

 

アプルーブド保証には111項目の有償検査が必要

前回のサマリ
長く安心してポルシェに乗るには、アプルーブド保証が絶対と考えていた僕は、このような経緯で、なるべく程度の良いマカンを探していました。
なるべく程度の良い前期マカンの中古車を探しました

ここがもっとも大きなハードルだと思います。

条件を満たせばアプルーブド保証を後付けできます(この場合、スタンドアローン保証です)が、その条件のなかに、「111項目の有償検査」があります。

検査は検査費を払えばやってもらえますが、保証条件の1つに「111項目のチェックをクリアした車両のみ」とあります。(ポルシェのサイトにリンクします)

つまり、「この部品がダメです。車検は通りますがポルシェの基準を満たさないので交換してね」と言われたら、すべて承諾しないと保証が受けられません。。

程度の良い中古車を買う理由の1つがここにあります。

マカン購入後のアプルーブド保証にあたり、どれくらいポルシェの基準を満たす車両なのか、どれくらい整備費用がかかるのかわからず不安だったので、複数のポルシェディーラーに問い合わせたところ、だいたい皆さん同様でした。

毎年法定点検を受けて、整備もしっかりされていない限り10万円程度では済まないようで、「数年もポルシェディーラーから離れた車体なら、100万~見ていただければ」とおっしゃるディーラーも。。

「100万円」がすーっと会話に出てきたこの時に「もしかしたら、踏み入れてはいけない領域かもしれない・・・」と気合いが入りました笑

ポルシェは、走行距離以外に、経過年数も基準を持っており、多走行・低年式ほど、指摘事項も多く高額になる傾向があるそうです。

たとえ、安い車体を買ったとしても、長く安心してポルシェに乗るには、アプルーブド保証が絶対と考えていた僕は、このような経緯で、なるべく程度の良いマカンを探していました。

7,000KM!

僕のマカンは約7,000KM と少走行車。

購入を検討していた頃、どこのディーラーにお話ししても驚かれる個体でした。

あるディーラー担当様は「えっ?前期マカンで7,000KMですか?どこで売っているんですか?」とご興味を持たれていたご様子。

ディーラーで法定点検もしっかり記録されています。

それら車体の概要を伝えたうえで、「この車体だったらおおよそどの程度見ればよいでしょうか?」と聞いてみました。

「その車体でしたら、断言できませんが、おそらく数十万程度で収まるかもしれません。少走行車であっても、8年経過していますので、状態を拝見して、部品交換をお願いする場合もあります」とのことでした。

このように、中古車を購入する前に、複数のディーラーに車体情報を提供したうえで、疑問点を解消しておくと、だいたいのイメージがつく(≒覚悟ができる・・・)のでお勧めです。

また、ポルシェのディーラーは、全国どこでも同じサービスを受けられますが、経営は別法人です。

たとえば、僕の周辺には複数のディーラーがありますが、すべて異なる法人が経営されています。

「ポルシェはハイブランドなので、待っていても売れるだろうから、いい商売だな」と思っていましたが、日系の自動車メーカー系列販売店が経営から撤退したそうで、どれだけ顧客に価値を提供して支持されるかが大事なことは、一般企業同様のようです。

ということで、ディーラーに車を入庫し、アプルーブド保証(スタンドアローン保証)を受けるために111項目の有償検査を受けることにしました。「数日もあれば終わります」とのことで、結果がわかったらご報告いたします。

タイヤの溝が残っていても、古いタイヤは早めに交換しましょう!タイヤメーカーは製造から5年超のタイヤは毎年検査を推奨しています。僕は以前所有の車で高速道路を走行中、7年目のタイヤでバーストしました。マカンもタイヤの溝はかなり残っていましたが、8年経過していたので交換しました。

なるべく程度の良い前期マカンの中古車を探しました

ポルシェといっても、お手頃に中古車が買えるモデルもあります。 

僕の買った前期マカンもそうですが、初代カイエンもお手頃が多いですね。中には100万円を切るものもあります。

でも、安すぎる中古車の物件情報を見ると、だいたい走行距離が多いです。

車の部品には耐用距離数があり、10万KMあたりが1つの目安になるようです。

つまり、走行距離が多い車は、部品交換の必要性が高くなり、車体価格が安くても、追加費用が発生しやすいです。

しかし、そうかといって、走行距離の短い車は価格が高いです。

しかも、もしも、故障してしまったら、せっかく故障しないことを期待して車体価格の高い車を買ったのに、追加で修理費用なんて、とても辛い出費になります。

ポルシェは、日本車や他の外国車より部品代が高く、多くのポルシェオーナーブログにもあるように、修理費も高くなりがちです。

とてもそんな余裕はないし「いつ壊れるかわからない」「どれくらい修理費が請求されるかわからない」状態でポルシェに乗るなんて、僕には精神的に無理だと思いました。

ポルシェに乗りたいけど、無限地獄は避けたい・・・

ポルシェ公式保証は中古車にも後付けできる

そこで、たどりついたのが、ポルシェの公式保証「ポルシェ アプルーブド保証」でした。(ポルシェのサイトにリンクします)

公式サイトにもあるように、「初年度登録から15 年まで (車齢14年 / 走行距離20万 km以内))なら、中古車にも適用できます。

20万KM以内の制約はあるものの、保証期間中は走行距離無制限です。

多くのコンポーネントが保証対象です。※詳細は公式サイトでご確認ください。

この保証は、町の中古車屋さんで買ったポルシェにも、条件を満たしていれば後付けできます(この場合、スタンドアローン保証といいます)。

保証継承が切れた車体であっても条件を満たしていれば後付けできるという、融通の利く保証です。

このアプルーブド保証(スタンドアローン保証)を前提に前期マカンを探すことにしました。

保証の切れた車体はスタンドアローン保証で後付けできる 

保証継承が切れた車体に保証を後付けする場合、スタンドアローン保証で後付けできます。

スタンドアローン保証もポルシェの公式保証「ポルシェ アプルーブド保証」の1つです。

初回のみ費用が+α必要ですが、保証内容は継続保証と同じです

ポルシェアプルーブド保証パンフレット
ポルシェディーラーでもらえる

延長保証 1年121,000円

スタンドアローン保証 1年164,450円

※執筆当時のマカンの場合

ちなみにフェラーリは1年700,000円~とのことです。パーツ代も1.7倍~。ケタ違い。。

僕の買った2016年式MY2017マカンの場合、2031年まで保証が可能です。

2024年現在あと7年保証を付けられます。

スタンドアローンの3年契約で開始と思っていましたが「スタンドアローン保証を1年だけ加入し、翌年から延長保証を複数年とするほうがお得です」とディーラーさんからアドバイスいただきました。

若干ですが費用が安いです。

費用改定される可能性はありますが、こういったアドバイスは助かりますね!

7年保証した場合の比較(税込み・円)

保証1年目2年目3年目4年目5年目6年目7年目合計
スタンドアローン3年
+
延長保証3年
358,600314,600121000794,200
スタンドアローン1年
+
延長保証
164,450314,600314,600793,650

ですが、なかなかそんな簡単に話はおさまりません。

アプルーブド保証(アプルーブド保証)を受けるには、もっと大きなハードルが待っていたのです。。