
巷でよく話題になるあの話です
ポルシェ製ではないエンジンがある?
「ポルシェなのに、ポルシェじゃないってどういうこと?」と感じる人もいらっしゃるかと思います。
まず、お話を知らない人に向けて説明いたします。
マカンは2014年に登場して以来、現在まで毎年発売されています。
ただ、仕様や価格は都度改定されており、同じものが毎年販売されるとは限りません。
一部ではありますが、おおむね以下のようになります。
マカンのモデル変遷 カーセンサーカタログから抜粋したものを加工
生産モデル | 概要 |
2014年4月~ | 新発売 |
2016年3月~ | 価格改定 |
・・・ 省略 | ・・・ 省略 |
2018年12月~ | デザインなど仕様変更・価格改定 |
2019年10月~ | 新デザインのマカンターボ発売 |
・・・ 省略 | ・・・ 省略 |
2021年7月~ | マイナーチェンジ マカンT発売 マカンターボ廃止 |
・・・ 省略 | ・・・ 省略 |
2023年11月~ | 発売中 ※執筆当時 |
このように、マカンは年次改良を含めて、都度見直しされています。
この見直しの一環で、エンジンについても見直しがありました。
そのお話が本日のお話になります。
一部のモデルがポルシェ製ではないと言われています
生産モデルによっては、ポルシェ製ではなく、フォルクスワーゲン製やアウディ製のエンジンを採用しているというのです。
おそらくこの話は正しいようで、モーターファン等の専門誌で言及されているとのことで。
なぜ、ポルシェにフォルクスワーゲンやアウディのエンジンが採用されるかというと、ポルシェやアウディはフォルクスワーゲングループの一員で、各種コストや業務効率、性能、ブランド等の観点で総合的に判断した結果なのだと思います。

ベントレーやランボルギーニもグループ会社なんですね
フォルクスワーゲン公式サイトより
ディーラーの見解
「僕のマカンは、どこのエンジンなのだろう・・・」そう思った僕は、ディーラー担当様に聞いてみました。

「ネットでこんなことが言われています。僕のマカンのエンジンはポルシェ製ですか?」
「ポルシェが販売する自動車のエンジンは、すべてポルシェです」

完璧な回答です笑
そりゃそうですよね。
ポルシェブランドで売っている製品は、間違いなくポルシェです。
逆に考えても、例えば、OEMの供給元が「あの製品にA社のマークついてますが、弊社の製品です」なんてこと言ったら妙なことになります。
ポルシェブランドで売っているものはポルシェです。
たしかにそうだと納得しました。
そして、納得した僕を見て何かを感じられたのでしょうか。
帰り際に一言申し送りをいただきました。
「お客様のマカンは前期ですね。エンジンはポルシェ製です。」

僕は、どこかしら晴れ晴れしい気持ちで帰路につきました。