代行オークション ポルシェ狙ったけど僕みたいな一般人には無理があった

Porsche 718 Boxster Style Edition
いつかは2シーターのポルシェも乗ってみたい!

先日の投稿の通り、ポルシェセンターで認定中古車のカイエンターボクーペ(E3K40A)を買いました。

でも、当初はマカン3GTS(J1NUA)を探していました。

マカン3は乗っていた前期マカンと同じ車種で、ベースがあまり変わらないこともあり、1円でも安く買いたいと思っていました。

カーセンサーやGoo-Netはもちろんですが、目を付けたのが、業者向け中古車オークションでした。

僕たち一般人も入札を依頼できる、いわゆる代行オークションというものです。

オークションを使えば、僕たち一般人もお得に買えるかもしれないと。

僕がオークションで売ったマカンを例にすると、SellCaに出品し、約300万円で落札されました。

落札したクルマ屋さんは、自社サイトに約500万円で掲載してすぐ売れました。

利ザヤは40%になります。※1-(300÷500)×100=40%

つまり、40%OFFでポルシェが手に入ることもあります。

代行オークションの入札画面や落札相場などは非公開です。アクセスできません。

マカンの40%OFFがよくあるケースなのか、稀なのか、僕たち一般人には全体像がわかりません。

40%OFFは、あくまで僕が売ったマカンの一例ですが、オークションにはそのような可能性があります。

毎週ポルシェが大量に流通している

オークションの入札アカウントを開設して、まず気づいたことは、僕たち一般人が見えないところで、毎週ポルシェが大量に流通しているということです。

カーセンサーやGoo-Netに希望の車種を登録すると、新着メールが届きますよね。

あれと同じように、毎週ポルシェが業者間で大量に流通しています。

マカンもたくさん流通しています。

カーセンサーやGoo-Netで売っている町のクルマ屋さんには、仕入れルートがいくつかありますが、その1つがオークションです。

それなら、カーセンサーやGoo-Netで買うより、その手前のオークションならもっと安く買えると考えたわけです。

中古車オークションでポルシェを買うなら注意すべきことがたくさんある

Porsche 911 Turbo Cabriolet
いつかは911も乗ってみたい!サイドも強烈なインパクト。

「こりゃラッキー。こんなにたくさんポルシェが流通してるならカーセンサーやGoo-Netより安く買えそう。」

そう思っていた僕は、型式や色、走行距離、評価点数(5段階等で中古車の程度を評価)でチェックしていました。

そして、あるマカンが目にとまり、詳細情報を確認しました。

イメージはこんな感じです。

中古車オークションの物件情報イメージ(再現)。手書きの場合もある。

「これじゃ買えないよ・・・」

物件情報を見て思いました。

オプションが正確にわからないのです。

ポルシェはオプションが重要です。

認定中古車のように、オプションを正確に知りたいのですが、このイメージ図のように「セールスポイント」として、代表的なものが書かれています。

カーセンサーやGoo-Netのように、写真1枚ずつコメントを添えるようなことはありません。

物件のなかには、再現イメージのように、注意事項の欄にセールスポイントである装備やオプションが書かれている場合もあります。

物件情報が手書きの場合もあります。

手書きの場合はシステムでデータ出力しておらず、記入漏れやミスもありそうです。

以前、このサイトで書いたようにポルシェのオプションは、後付けできるものと、できないものがあります。

オプションを勘違いすると、後戻りできません。

また、オプションの後付けは、費用と時間がとてもかかります。

オプションによっては、工場装備より、走行性能が劣るものもあります。

オプションについて代行業者に確認を依頼しましたが、「対応不可。物件情報で個別に判断してほしい」とのことでした。

画像で確認できるオークションもありますが、会場毎に画像の仕様が異なるなど、画像を見てもオプションを判別できない場合があります。

Porsche 911 Turbo Cabriolet
20インチ235/35のピタピタなフロントタイヤ。レッドキャリパー。しびれますね。。

オークションは超短期決戦。オプションの完全理解を!

一方、町のクルマ屋さんも、同じ情報で入札しています。

オークションによっては、オプションとして下見代行サービスを提供している場合もあります。

町のクルマ屋さんの中には、オークション会場付近の業者と提携し、検討中の物件について、電話やオンラインで詳細確認できるようにしているところもあります。

こういったところは、やはり個人は不利です。

また、オークションは、出品から開始までの期間がとても短いです。

前日~2日前はザラで、超短期決戦になります。

なかには当日出品もあります。

ポルシェのオプションは、とても複雑です。

同じ車種でも、グレードにより標準orオプションが異なります。

例えば、カイエンGTSクーペはスポーツエグゾーストが標準装備ですが、最上位モデルのカイエンターボクーペはオプションです。

最上位なのに、下位グレードの装備がオプション扱いなんて、普通の自動車メーカーではみかけないと思います。

車種が異なれば、当然オプションも異なります。

例えば、マカンとカイエンクーペです。

同じSUVですが、マカンはパノラマルーフがオプションです。

Porsche Macan S
マカンのパノラマルーフはオプション。開閉式。

一方、カイエンクーペは標準です。

Porsche Cayenne Turbo Coupe
カイエンクーペのパノラマルーフは全グレード標準。開閉できない固定式。

このように、ポルシェのオプションは複雑で、超短期決戦のオークションにおいては、完璧にオプションを理解しておかないと、お買い得かすぐ判断できません。 

オークションでポルシェを買う時は、物件に装備されているオプションを正確に把握することにくわえて、狙っている車種・グレードの標準装備・オプションを完璧に理解してから望むことをお勧めいたします。

オプションについてはこちらにもまとめています。

入札前の入金デポジットが必要な場合、返金について契約で握れるか確認を!

オークションでポルシェを買う時に注意すべきこと、もう1つは、お金です。

原則として入札前の入金が必要です。

入金なしで入札できる代行業者の場合も、落札翌日~1週間以内の入金を求められます。

指定日までに入金できない場合、遅延金のペナルティが発生する場合もあります。

つまり、落札したいなら、入札時点で、お金を工面しないといけません。

10万程度の金額なら工面しやすいですが、ポルシェのような高額となると、即日工面できる人はそういないと思います。

また、お金を工面できたとしても、また別のハードルがあります。

それは、返金です。

Porsche 911 Turbo Cabriolet
turboのエンブレムとマフラーから伝わる存在感。一文字のテールランプもかっこいい。

入札しても落札できないことがありますよね。

その場合、お金は代行業者に預けることになります。 

代行業者のなかには、この預けたお金について、返金やその期限について、契約書で握れない場合があります。

契約で握れないお金を預けるなんて、、とてもできませんよね。。

契約で返金を握れるか必ず事前に確認をお勧めいたします。

ハイレベルなローンの金利

「ローンがあるでしょ?」と思った方もいらっしゃると思います。

僕もそう思って代行業者に問合わせましたが、最近見かけることのないハイレベルの金利でした。

とても借りる気になれない金利です。

ビジネスローンをイメージいただくと良いかもしれません。

一般的に、このような金利が高いローンは、貸し倒れリスクをある程度許容しているので、そのぶん、融資が早かったり、審査は甘いかもしれません。

もしかしたら、高い金利で借りた後、銀行からの借り換えを前提にしているかもしれませんが、そのあたりはちょっとわかりませんでした。

一方、銀行ローンは低金利ですが、申込から融資実行まで1か月程度かかります。

オークションの落札日から逆算して準備が必要です。

融資実行先が通常の町のクルマ屋さんと異なりますので、銀行によっては審査が通らなかったり、金利や与信が変わる可能性もあります。

仮審査だけでなく、本審査まで終えたほうが確実です。

Porsche Panamera GTS
500馬力のハイパーターボ。こんなスーパーセダンがあるなんて。

いくらで落札できたかわからない

代行業者を通じて入札できますが、原則として、僕たち一般人はオークションの管理画面や入札状況を見れません。

オークションのルールで制約があるためです。

リアルのオークション会場への入場もできません。

つまり、入札できますが、いくらで落札できたか、わからないということです。

冒頭の僕のマカンを例にすると、300万で落札されましたが、それは僕たち一般人に正規に開放されたプラットフォームを利用したから確認できました。

代行オークションで「400万で落札できました」といわれても、管理画面や入札状況がわからないので、言われたことを信じるしかありません。

オークションは、入札資格があり、僕たち一般人は入札できません。

「古物商許可証を受けてから一定期間経過している」「常設展示場がある」等の条件もあります。

もし、町のクルマ屋さんとお付き合いがあれば、代行入札をお願いするのもありです。

いろいろ希望を聞いてくれて、相談に乗ってくれると思います。

また、オークション代行業者のなかには、もっと融通が利くところもあると思います。

あくまで個人的な体験談になります。

お得に落札できるかは需給に左右される

たしかに、オークションを使えば、僕たち一般人もお得に買える可能性があります。

冒頭の通り、僕のマカンを例にすると、40%OFFでポルシェが手に入ります。

ただ、これは僕のマカンの話で、すべてのポルシェに当てはまらないです。

まず、落札できる価格は、需要と供給に左右されます。

例えば、マカンは大量に流通していますが、少ない週もあります。

少ない週は価格があがりやすいし、多い週はその逆だと思います。

モデルや年式、走行距離、評価点も影響します。

評価点の高い物件は、みんな欲しいので、価格もあがりやすいです。

入札者の多くは、オークション開始前に物件をリストアップしています。

欲しい物件が被れば価格もあがりやすくなります。

つまり、価格は需給に左右されます。

Porsche 718 Cayman
911とはまた違った特徴のあるフォルム。リヤの丸い2つはスピーカーかな?

オークションにも掘り出し物は出る

あとは、オークションで掘り出し物にあたるかどうかだと思います。

マカンのように出品数が多いモデルは、相場から外れた掘り出し物が確率論的に出ます。

例えば、前期マカンの平均落札価格が300万円、標準偏差(バラツキです)が25万なら、ほとんど(約70%)の前期マカンは275万円~325万円におさまります。

これは、オークションのように出品数が多い場合、価格にバラつきが生まれやすく、全体として正規分布に近い形になると考えられるからです(中心極限定理といいます※)。

もし、280万円で落札できて「お買い得だ!」と思っても、確率論的には「よくあること」になります。

「(本当に)これはお買い得だ!」と言えるラインは、この例では250万円より安く落札できた場合です。

250万円より安く落札できる確率は、理論的には2.5%しかないからです(統計的に有意といいます)。

「100回やって2.5回なんて無理!」と思うかもしれませんが、オークションのような試行数が多いイベントは確率に収束する傾向があります(大数の法則といいます※)。

あきらめずにお買い得を見つけましょう!

あきらめたらそこで終わりです。

※統計局の説明がわかりやすいです。統計局のサイトにリンクします。

Porsche Taycan
100%電動自転車。オオタニさんに似合ってかっこいい。ポルシェさん僕にもください!

実物を見るまでわからない

また、落札手数料や陸送費等の諸経費も発生します。

冒頭で紹介した僕のマカンの利ザヤ40%=儲けにはなりませんが、そのような仕組みです。

40%をどう捉えるかは人それぞれですが、僕はお買い得に買えるなら、あらためてアリな方法だと思いました。

ただ、前述のような注意点もありますので、僕は見送りました。

車両品質についても、ポジショントークかもしれませんが、「オークションで落札したらとんでもない車だった」といった動画もあるようです。

あくまで自己責任でお願いいたします。

マカンを売ったお話はこちらにまとめております。

僕みたいなポルシェ初心者ほど認定中古車がお勧め。カーセンサーやGoo-Netより明らかに安い掘り出し物も!

Porsche 911 Turbo Cabriolet
まさにThe “PORSCHE”!

いろいろ検討して、たどり着いたのは、餅は餅屋でした。

メリット・デメリットを天秤にかけると、僕みたいなポルシェ初心者は、町のクルマ屋さんか、ポルシェセンターで認定中古車を買ったほうが良いと思いました。

マカンは町のクルマ屋さんで買ったので、カイエンターボクーペはポルシェセンターの認定中古車にしました。

もちろん、買いたい車種やオプションのこだわり、経済状況、リスク許容度等によって、オークションのメリット・デメリットの捉え方も変化しますので、個別にご判断いただければと思います。

僕みたいなポルシェ初心者は、低リスクでアフターフォローも確実なポルシェを買える認定中古車がお勧めです。

ただ、認定中古車は、カーセンサーやGoo-Netより割高なことが多く、在庫も少ないです。

割高については意見がわかれるところですが、ポルシェのような修理費(部品・工賃ですね)が高額なクルマを無保証で乗ることは、お金に余裕がない限り、ある程度の覚悟が必要です。

僕はお金に余裕がないし、故障を気にせず乗りたいので、アプルーブド保証付きの認定中古車にしました。

もし、故障しても、購入から1年以内なら無料で修理してくれます。※消耗品は除く

2年目以降もお金を払い、条件を満たせば継続できます。

アプルーブド保証のパンフレット
1年延長はマカン121,000円、カイエン134,200円 ※執筆当時

パンフレット記載の金額は保証料で、12か月点検整備等の費用も別途必要です。

僕のマカンは込み込み約30万円で後付け保証できましたが、中古車の状態によってはさらに必要です。

マカンを買う前に都内ポルシェセンターで相談した時、「ポルシェセンターで数年も整備していないなら、100万円程度みてもらえれば」と言われたこともありました。

安い3rdパーティ保証もありますが、保証内容が限定的で、ポルシェセンター以外での修理になります。

原則として社外品による修理で、中古パーツで修理する場合もあります。

保証条件は各社異なります。

わからない場合、保証サービスの提供会社に電話すると教えてくれましたが、だいぶ手間がかかりました。

このようなことを考えると、はじめからアプルーブド保証がついている認定中古車が良いと考えたわけです。

このあたりのお話は以下にまとめています。

認定中古車のお買い得は即完売。その日に備え、やっておくべきこと。

Ferrari California
超高音で艶やかなマフラーサウンド。フェラーリの1年保証※は70万円~。フェラーリと比べると、ポルシェの保証は手が届きそうに感じる。
※都内の正規販売代理店の場合

認定中古車を毎日チェックしていると、カーセンサーやGoo-Netより、明らかに割安な認定中古車に出会えることがあります。

このお買い得な認定中古車は、30分も経たないうちに売り切れます。

新着メールが届き、「おっ!これは安いかも!」と思ってから、少し時間が経ってアクセスすると売り切れです。

そのため、お買い得に出会える「その日」に備えて、いつもやっておくべきことがあります。

僕のやりかたのため、正解とは限りませんが、ご参考になれば幸いです!

ポルシェ公式サイト、カーセンサーやGoo-Netの新着メールが届く前に動く

例えば、マカン3GTS(J1NUA)の認定中古車が欲しい場合、ポルシェ公式の中古車Finderで探しますよね。

毎日チェックして新着メールも登録されていると思いますが、メールが届いてから中古車Finderにアクセスしていませんか。

もし、そうだとしたら、お買い得を他の方に取られてしまいます。

お買い得は新着メールが届く前に売れてしまいます。

そのため、中古車Finderで検索条件をお気に入り登録したら、毎日時刻を決めてアクセスすることをお勧めいたします。

中古車Finderのメールは夕方頃に届きますので、それより早い時間帯がお勧めです。

これがお買い得の認定中古車を見つけるために、最初にやるべきことです。

運用ルールは販売会社によって異なる場合がある

認定中古車は全国のポルシェセンターが売り出します。

ポルシェセンターは、それぞれ販売会社が運営しています。

ポルシェセンターによっては、ポルシェ公式の中古車Finderより、カーセンサーやGoo-Netへ先に売り出す場合があります。

認定中古車のプロモーション方法について、全国統一の運用ルールがあるかわかりませんが、そのようなイレギュラーに運用するポルシェセンターもあります。

カーセンサーやGoo-Netも毎回チェックもお忘れなく!

なお、お世話になっているポルシェセンターがあるなら、そこから未公開の物件情報をもらえますが、この方法は、あまり安くならない場合が多かったです。

お買い得は新着メールが届く前に売れてしまう。新着メールを待たずに中古車Finderをチェックしよう。

※画像とコメントは関係ありません。画像はDon’t Touchと書かれたクラシックなPorsche。

できるだけ候補を減らす。マストのオプションを検索条件に設定する。

例えば、マカン3の認定中古車を探すときに、中古車Finderの検索条件を広めに設定していませんか。

もし、絶対に外せないマストのオプションがある場合、それらを検索条件に設定して、候補を絞ることをお勧めします。

候補を絞らないと、中古車Finderで表示される認定中古車が多くなってしまい、お買い得にたどり着くまで時間がかかります。

候補を絞れているほど、お買い得が来た時に早くたどり着けます。

お買い得を手に入れるためには、どれだけ早く見つけられるかが大事です。

いる・いらないを即決する。検索条件の表示順序を「価格の安い順」で設定しない。

検索条件をお気に入り登録したら、あとは毎日見るだけですよね。

その時、表示順序を「価格の安い順」で設定していませんか。

初めて探す時はそれで良いですが、毎日のチェックで一番大事なのは、マスト条件を満たす新着物件を早く見つけ、いる・いらないを即決することです。

「価格の安い順」で設定すると、マスト条件を満たすけれど、購入に至らなかったキープ物件が上位に表示されます。

これらのキープ物件は、安くても、購入に至らなかったので、今後も購入しない可能性が高いです。

キープ物件を読み飛ばしたい方は、「新着順」で設定をお勧めします。

Porsche 718 Boxster T
毎日のルーチンは「新着順」→「価格の安い順」のダブルチェックがお勧め。マスト条件を満たす新着物件を早く見つけ、いる・いらないを即決することが大事。どれだけ候補を減らせるか。

ただし、この方法には、欠点があります。

キープ物件の値下げを見逃してしまいます。

そのため、「新着順」→「価格の安い順」でダブルチェックすると良いです。

カーセンサーやGoo-Netの場合、値下げすると「新価格!」みたいに表示され、すぐわかりますよね。

でも、ポルシェ公式の中古車Finderは値下げしても、そのように表示されません。

毎日チェックが必要です。

「キープ物件が値下げした日に新着順で見てしまったら、他の人に取られるじゃないか!」と思われるかもしれません。

たしかに、条件が重なるとありえますが、認定中古車において「値下げする確率」と「新着物件に会える確率」は、圧倒的に「新着物件」が高いです。

3か月くらい中古車Finderに張り付くと、体感いただけると思います。

オプション理解は必須。新着物件のオプション合計額が数分でわかればベター。

気になる新着物件を見つけたら、お買い得なのか知りたいですよね。

ポルシェはオプションが大事です。

オプションで評価額も変わります。

オプションの合計額は、ポルシェのコンフィギュレーター(ポルシェのサイトにリンクします)で確認できます。

ただ、この方法は、とても時間がかかります。

コンフィギュレーターは、ビジュアルで確認できるので、使い勝手も良いのですが、操作のレスポンスが遅いです。

モデル選択など準備も時間がかかります。

そこで僕は、コンフィギュレーターからエクセルに価格を転記し、マウスでクリックすると、新着物件のオプション合計額が自動計算されるようにしていました。

この方法は、エクセルのフォーマット作成に時間がかかるほか、組み合わせが限定される一部パッケージを評価できませんが、概算を知りたい時にとても便利でした。

慣れてくると新着物件のオプション合計額が数分でわかる

お買い得の認定中古車には、おそらく何かしら理由があります。

例えば、オプションが少ない認定中古車は、売り出し価格も安くなります。

そのような理由を、肌感ではなく、数値ベースで把握したい時にはお勧めです。

カーセンサーやGoo-Netも含めると、新着物件は多数あります。

いる・いらないを即決し、いかに候補を減らせるかが大事だと思います。

Porsche 911 GT3
空も飛べそうなManthey(マンタイ)リヤスポイラー。抜群のダウンフォースだとか。

新着物件の基本価格を知る。

また、年式や走行距離など、新着物件の基本価格を知ることも大事です。

基本価格として、買取り価格が参考になります。

僕は「(買取り価格+オプション価格)÷販売価格×100」で評価していました。

数字が大きいほど、お買い得という考えです。

基準はいろいろありますので、ご自身の基準で、新着物件がお買い得か判断できれば良いと思います。

なお、ポルシェの買取り価格は日系自動車メーカーが参考価格を開示しています。

日産のSimulatorがとても使いやすかったのですが閉鎖されました。。

LEXUSのSimulator(LEXUSのサイトにリンクします)は今もありますが、走行距離を考慮できない仕様です。

そこで僕は、日産のSimulatorの参考価格をサンプリングして、走行距離と価格の関係性を数値化し、LEXUSの参考価格にあてはめて試算していましたがとても大変でした。。

黄色いセルに値を入力すると、走行距離を考慮した買取り価格が表示される

町のクルマ屋さんならオークション落札価格を簡単に調べられますが、僕たち一般人はアクセスできません。

ポルシェの買取り相場のSimulator作りました!

ただ、ネットにオークション落札情報と思われるものが一部公開されてたので、ポルシェの買取り相場のSimulatorを作りました!

以下からお試しいただけます。 

またいつの日か僕がポルシェを買ったり売ったりする時に、こんなものがあればいいなと作りました。

自分用ですが、ご興味ある方のご参考になれば嬉しいです。

認定中古車の価格が高いからといって諦めないこと!

大事なことは、あきらめないことです。

認定中古車といえども、価格は変動します。

例えば、マカン3GTSでこんなことがありました。

神奈川県のポルシェセンターが、平均的な価格より少し高く売り出しました。

その後、1ヶ月くらい経った頃でしょうか。

茨城県のポルシェセンターが同じ年式・低走行で安値を更新しました。

本体価格が1,000万円を切るアグレッシブな価格でした。

すると、神奈川のポルシェセンターは、すぐに90万円値下げしました。

認定中古車の価格も変動します。

欲しい認定中古車が決まったら、あきらめずに毎日チェックしましょう。

皆様もハッピーなカーライフを!

ポルシェマカン4ヶ月で240万損切した話。僕みたいなポルシェ初心者が後悔しないようアドバイスします。

先日のSellCa(セルカ)投稿のとおり、憧れで買ったポルシェマカンを売りました。

モデルイヤー2107の前期マカンSで走行距離9,999km。

もちろんエンジンも絶好調です。

前期マカンSはポルシェ製エンジンで音が太くていいですね。

内装も綺麗でした。

去年末にポルシェ保証(アプルーブド保証・この場合はスタンドアローン保証です)を後付けし、タイヤ・消耗品交換などコミコミ550万円でした。

SellCa(セルカ)オークションで落札310万円でしたので、4ヶ月で240万円の損切りでした。

ポルシェ保証についてはこちらにまとめています。簡単に言うと、消耗品以外は無料で修理できる保証です。

なぜ損切りすることになったか

カーセンサーやグーネットでポルシェを探してる人、特にポルシェを知らなくて検討してる人、僕みたいなポルシェ初心者が、同じ経験しないようアドバイスします。

まず、マカンを買ったのは完全に憧れでした。

ポルシェいいなぁ、かっこあいなぁ、いつか乗りたいなあと、ずっと思っていました。

SUVも好きですし、マカンは他のモデルよりも安いし、前期マカンは値頃感あります。

カイエンよりスポーティなフォルムですし、サイズもちょうどよくて、なんだかサラリーマンでも手が届きそうですよね。

そういう気持ちで買いました。

もちろん買う前にポルシェのこと調べてました。

この手のブログやYouTubeなどたくさん見てました。

故障したらお金やばいとか、車検、パーツが高い、いろんなオプションあるとか。

でも、いちばん気にしてたのは、故障、維持費とか、お金関係でした。

だから故障しないように程度のいいマカン買ってポルシェのアプルーブド保証(スタンドアローン保証)をつけました。

でも、ブログやYoutubeで、あまり言われず、知らなかったことが3つあります。

クラシックなPorsche
まだ、ここまで沼にハマれていませんが、時間の問題かも。。

1つめ オプションはしっかり考えましょう

まず1つめはオプションです。

ポルシェを考えている人、特にマカンもですが、スポーツエグゾースト、スポーツクロノパッケージ、この二つが付いてる中古車をお勧めします。

どちらも後付けできますが、お金も時間もめちゃくちゃかかります。

例えば、スポーツエグゾーストです。

※以前はマカンのオプション画像を掲載しておりましたが、著作権の関係で、マカンから乗り換えたカイエンターボクーペの画像に差し替えております。マカンのオプション画像ではございません。

スポーツエグゾースト
言わずと知れた大人気オプション。前期マカンの購入前は、その価値を知りませんでした。
画像右下の虫眼鏡みたいなマーク(マフラーです)

ポルシェサウンドを響かせるオプションです。

排気音を最適化して、強烈なスポーツサウンドがでます。

これがめちゃくちゃいい音でわくわくします。

でも、僕のマカンSついてませんでした

そういう音が出ることは知ってました。

欲しくなったら後付けすればいいと思っていた

ポルシェのホームページをみると、後付けOKと書いていましたので、欲しくなったら後付けすればいいと思っていました。

後付け費用は、約70万円です。。

ポルシェのホームページを見ると、マカンSは45万くらいとあります。

でも、45万円では後付けできません。

時間もかかります。日本に在庫ありません。ドイツから取り寄せです。

もし、ドイツに在庫なければ生産待ちで、6か月1年待ちはザラです。

僕の前期マカンSは、年末時点でドイツの在庫2つでした。

それもシルバーテールのみ。人気のブラックは生産待ちです。

もし、ポルシェのエンジン音が気になる人や好きな人、スポーツエグゾースト付きの中古車をお勧めします!

Porsche 718 Boxster T
鮮やかなグリーン。ケイマン・ボクスター・911のようなリアエンジン車もとても興味があります。NAエンジンのモデルがあったらしく、ディーラーさん曰く神の咆哮だとか。しびれますね。。

ポルシェ公式サイトの注意書きもしっかり見ましょう

あと、スポーツクロノパッケージです。

エンジンの出力とシャシーがよりスポーティになるオプションです。走りがもっと楽しくなります。

これもポルシェのホームページに載ってますが、あの値段ではできません。

注意書きもよく見てください!

後付けは走行性能を最大限に引き出せません。工場出荷時に付いているほうが走行性能が高いです!

人気のスポーツクロノストップウォッチも後付けできません。ダッシュボードの時計ですね。

あれはただの時計じゃないです。ストップウォッチとかにもなります。

他にもオプションたくさんありますが、最低でもこの2つは付いてる中古車を狙いましょう。

スポーツクロノパッケージ
こちらも大人気オプション。エンジンとシャシーがよりスポーティになります。ローンチコントロールも可能に。後付けは走行性能を最大限に引き出せず、スポーツクロノストップウォッチもありません。

スポーツクロノストップウォッチは後付けできません。。町のクルマ屋さんならできるところもあるようです。

町のクルマ屋さんでもオプション後付けできますが

もっともオプションは、ディーラーのみではなく、町のクルマ屋さんで、コーディング等で対応可能な場合もあります。

お金はディーラーより安い場合もあります。

僕の場合は、値段は期待したほど変わらなかったです。

純正部品を使う場合、ものによってはディーラーのほうが10万以上安い場合もあります。

まずはディーラーに相談すると良いと思います。

納期は、ディーラーも町のクルマ屋さんも同様です。

どちらも海外から仕入れますので、時間がかかります。

改造はポルシェ保証が無効になる。すべてポルシェが判断。

ただ、クルマ屋さんに依頼する場合、良いお店を選ばないと、ポルシェ保証が無効になる可能性があります。

最低でも純正のパーツやテスターを使わないとダメです。

ポルシェ保証は改造すると無効になります。

社外品NGです。改造扱いになります。

また、改造に該当するかどうかは、すべてポルシェ判断になります。

ですので、ご自身の責任でお願いします。

町のクルマ屋さんで後付けしたことはわかる

たとえば、町のクルマ屋さんで取り付けたことは、車体番号や購入時のオプション、整備履歴等でわかります。

神奈川県内のポルシェセンターで聞いたお話ですが、最近のポルシェは保証関連に厳しいみたいです。

今は許されてることが、今後ダメになる可能性はあります。

たとえば、最近ですと、カープレイをワイヤレスにするものです。

以前はOKでしたが、いまは保証無効になるみたいです。

ただ、このあたりはうまくやってくれるディーラーもありますので、いろいろ相談してみると良いです。

町のクルマ屋さんのなかにも、「ディーラー保証のトラブルが発生した場合も責任もちません」ってちゃんと書いてくれるところもあります。

できるだけ、いろいろ教えてくれるクルマ屋さん、相談にのってくれるクルマ屋さんにしましょう。

Porsche Macan Porsche Cayenne
フロントやフォルムはマカンのほうが好き。こうやって見比べると、本当に横幅6cmくらいしか違わない?もっと差があるように見えるけど、撮り方が偏ってたかな。白は膨張色だからかな。

2つめ 保証

2つめは保証です。

保証を付けたい人は、ディーラーの認定中古車を狙いましょう。

カーセンサーやグーネットでポルシェを探してる人は、たくさんいると思います。

僕もそうでした。

3rdパーティ保証もカバー範囲は広く安価なものも多いですが、「原則社外品で修理」「中古部品で修理する場合も」「ポルシェのような外車は制約も」といった特徴があります。

アプルーブド保証と3rdパーティ保証の違いについてはこちらにまとめています。

ポルシェのアプルーブド保証は3パターンある

ポルシェの保証「アプルーブド保証」にはパターンが3つあります。

・新車保証(新車購入から3年間保証)

・延長(中古車)保証(新車保証が終了した後の継続保証)

・スタンドアローン保証(新規で加入する保証)

僕は3つめのスタンドアローンに加入しました。

カーセンサーでマカンを買った後にディーラーで保証を後付けです。

ただ、どんなに程度の良い中古車でもけっこうお金がかかります。

僕の場合、30万ちょっとでした。

アプルーブド保証に加入できない場合がある

また、保証加入には条件があります。

初年度登録から15 年まで・走行距離20万 km以内ですが、111項目のチェックというのがあります。

これがとても厳しいです。

これをクリアしないとアプルーブド保証は受けられません。

「この部品はまだ使えますが、認定基準を満たさないので交換しましょう」とディーラーに言われたら、交換しないとダメなんです。

保証がつけられません。

検査するだけでもお金かかります。

カーセンサーやグーネットを見ると、ポルシェの内装・外装は確認できますが、エンジンやミッションの調子、ブレーキパット残りとかはわかりません。

もし、町のクルマ屋さんでポルシェを買うなら、そういうこともちゃんと教えてくれるクルマ屋さんが良いと思いますが、いちばんよいのはディーラーの認定中古車です。

保証を付けたい人は、ディーラーの認定中古車を狙いましょう。

アプルーブド保証のパンフレット。延長保証1年10万円~ですが、フェラーリは保証1年70万円~らしいです。ポルシェは良心的!

最後の3つめ  ポルシェ沼

これが一番やばいです。

僕はマカンを買う直前まで、ポルシェなんて自分には関係ない世界と思っていました。

そのため、とりあえず程度のよいマカンを安く買えればいいというくらいの気持ちでした。

でも、ポルシェ。めちゃくちゃ面白いです!

実際に運転して普段使いすると、いろんな体験があって、どんどん好きになります。

そうなると、今までどうでもよかったことが、そうではなくなります。

僕の場合オプションやエンジンです。

ポルシェ製のエンジンなのか、どうかなど、事前に少し調べていましたが、そういうことを意識するようになりました。

ここにはまりだすと、本当にお金も時間も飛んでいきます。

皆様のカーライフがハッピーでありますように!

SellCa(セルカ)でポルシェマカンを売りました!結果は…?!

このサイトで取り上げてきた前期マカンSを売りました。

買ってから数か月でお別れです。

新品のポルシェ認証N1タイヤにアプルーブド保証加入、消耗品交換済みで走行距離1万の低走行。

エンジンも絶好調で車内外とても綺麗に使っていました。

今までいろいろ記事を書きましたので、売った理由はご想像どおりかと思いますが、ポルシェ沼です。

もっとエンジンサウンドを食らいたい!もっと加速を楽しみたい!いろんなオプションを味わいたい!

興味がない人からすれば、まったくもって「もったいない」の一言ですが。。

気持ちがわかる人からすれば「いいね!」となるはずです?笑

この先もずっと乗るのであれば、より良い体験を求めての決断でした。

見納め。。いつ見てもかっこいいな。ポルシェの楽しさを教えてくれてありがとう!

動画で知りたい方はこちら!査定の様子やオークションの動画です。

カーオークションSellCaで予想していなかったエリアから落札されたメールが届いた時にとっさに出た声(実録)

インターネットオークションSellCa(セルカ)

SellCaは、自動車に特化したインターネットオークションです。

オークションといっても、ヤフオクのようなBtoCやCtoCではありません。

クイック・ネットワーク株式会社という企業が運営するCtoBtoBのオークションプラットフォームです。

僕らユーザがSellCaに申し込むと、インターネットオークションで、全国7,000のクルマ屋さんにオークションをかけられるというものです。

手続きや電話メール対応も、基本SellCaのみです。※陸送対応は業者さんと別途

便利でいいですね。

最近は、自動車だけでなく、ブランド品などもCtoBtoBが充実しているようです。

自動車系で同様のサービスは他にもありますが、以下のようなポイントで使うことにしました。

・参加しているクルマ屋さんが多い

・住んでいる地域以外のクルマ屋さんにリーチできる

・実際にオークションの様子をWEBで見れるLIVE感

・ネットオークションをやったことがない なんとなく楽しそう

・希望額に届かなければ売らなくても良い その場合は無料

・相場等を考慮してプロが開始価格を決めてくれる

・成約手数料は取られるけど許容範囲(33,000円~)

・査定1社のみで良い

・電話地獄がない

・各社とスケジュール調整しなくて良い

・一括査定より高く売れるかも知れない

※執筆当時の条件です。最新の条件は同社WEBサイト等でご確認ください

いろいろ書きましたが、一番興味があったのが最後の「一括査定より高く売れるかもしれない」です。

一般的な自動車買い取り業者は、ユーザから買ったクルマを、オークション等で売り、その差額で儲けているそうです。

SellCaは、その買い取り業者を省くことで、中間マージンを省き、それをユーザに還元することを目指しているようです。

Porsche 718 Boxster T
グリーンのモデルネームが素敵

少し前に別のクルマを売った時は、大手中古車販売サイトの一括査定を利用しました。

対面オークションをさせていただいたこともあり、希望額より少し高く売れましたが、いろいろ手間がかかりました。。

申し込んだ瞬間から携帯は鳴りっぱなし。

なるべく多くのクルマ屋さんが査定に来れるように、各社とスケジュール調整。

「他社より一足先に査定させてくれ」「この電話で決めてくれたら+●万確定」等のお断り対応etc

そんなこともあり、今回はインターネットオークションのSellCaで売ることにしました。

前回の対面オークションの様子。名刺の裏に書いてもらう一発決め。通常査定より高くなりやすいが、当日までの準備はとても大変。近隣店舗しか査定できない。

申し込みから査定日の決定まで約10分

SellCaに申し込むと、電話がすぐにかかってきます。

希望する売却時期や金額等を聞かれ、査定日のスケジュールが決まるまで約10分でした。

超効率的でいいですね。

空いた時間で洗車し、査定に備えます。

LINEの回答は数時間かかる スケジュールに余裕をもちましょう

申し込みから最初の電話、査定日決定までとても早いのですが、その後、LINEで質問しても回答に数時間程度かかります。

査定日や待ち合わせ場所の変更等は、スケジュールに余裕を持ちましょう。

また、最初の電話に折り返しても、担当にはつながりません。

「新規申し込みの方は1を・・」のようなアナウンスから始まり、その後の手続きを終えても回線が込み合っており、待ち時間がかなり長いです。

査定担当の電話番号も査定決定のメールに書いていますが、050から始まる番号(IP電話でしょうか)で、通常の携帯電話とは異なり、電話をかけても直接つながりません。

査定担当に直接電話したい場合、査定担当から受電した番号(僕は070始まりでした)にかけるとつながります。

疑問点や困りごとがあれば、早めに伝えておくのが良いです。

申込完了画面からLINEのQRコードを表示し、スマホで登録するとLINEでもやりとりできます。

ただ、サポートセンターに質問しても、回答に数時間程度かかります。

メールも同程度かかります。

査定申込後等のお問い合わせは余裕をもったスケジュールをお勧めいたします。

査定は約1時間で終了

指定場所に到着すると、ちょうど査定担当も到着したところでした。

1日複数の査定があり、渋滞にも巻き込まれたようで、予定より1時間ほど遅れて開始です。

遅れる場合は、こまめに電話もいただけますが、できれば査定日は用事を入れずに空けておいたほうが無難です。

夜になると、暗くて写真映りが悪くなったり、査定に響くことを気にしていましたが、お話を聞く限り、しっかり査定して記録するので、よほどでない限り、あまり影響はなさそうです。

とはいえ、日が暮れかかっていたので、まずは写真撮影を進めてもらうことにしました。

SellCaのナンバープレートを付けて撮影。大きい公園の駐車場等がお勧め。査定しやすいそうです。

いろんな角度から撮影。キズ凹みも同時にチェック。天井は修復が難しく、他の箇所より念入りにチェック。

下ものぞいてチェック。

ネジを外した形跡等がないかチェック。形跡があると修復アリの疑い。

境目をチェック。ピタリと綺麗に密着していない場合、修復アリの疑い。

後方からも下をチェック。写真では省略してますが、査定は徹底。

ドアの付け根もチェック。ネジ外しや修復の疑いがないか。

ボンネットも開けてチェック。不自然な形跡がないか。ある部分の色を見て、工場出荷の状態であることもチェック。

不自然な形跡がないか徹底的にチェック。

サイドのゆがみをチェック。

タイヤ周りは当たりやすく、修復されやすい箇所。

反対側もチェック。

専用機械で、塗料の厚さをチェック。薄さ厚さではなく、均一でムラがないかチェック。

タイヤ周りは修復しやすい箇所。

こんな感じで塗料の厚みを数値化。

バックも厚みを計測。

厚みがおよそ均一かチェック。先ほどの数字と異なるが問題ないレベル。

このように徹底的にキズや凹み、修復の疑いがないかチェックされます。

査定担当はプロなので、隠しても無駄です。

修復歴や不具合があれば、必ず事前に申告しましょう。

査定の間、ヒアリングシートの記入を求められます。

内容は簡単で、通常のクルマであれば、問題ないと思います。

1枚目下部のセールスポイントはしっかり書いたほうが良いです。

オークション出品時に入札の判断材料になります。

ヒアリングシート1枚目。セールスポイントは大事。

ヒアリングシート2枚目。こちらも簡単な内容。

査定の同意書。本人確認書類の提示も必須。

オークションの開始価格はSellCaが決める

出品時に決めておく価格が2つあります。

オークションの開始価格と売切価格です。

開始価格は、オークションが始まるときの価格です。

SellCaが決めます。ユーザは決められません。

開始価格のベースは市場価格です。

市場価格は、その場でスマホで調べてくれます。

メーカーやモデル、年式、ボディ色、走行距離等を入力すると、直近の事例?で目安がわかります。

通常の買い取り業者は、市場価格を開示しませんが、SellCaは開示することも特徴とのこと。

ただ、僕のマカンは、年式が古いわりに走行距離がとても少なく、検索にHITしませんでした。

そのような場合、年式等に幅を持たせて再検索して、およその価格を割り出します。

割り出した市場価格をベースに、そこから一定のルールで四則演算して割り引くといった感じです。

SellCaとしては、成約することがビジネスなので、開始価格は市場価格より低めに設定します。

ユーザの手数料は成約価格によらず固定ですが、クルマ屋さんは成約価格に応じた手数料を払う仕組みです。

契約書のこれらを決めないと出品できない。査定当日に決められなければ持ち帰りOK。事前に決めておくとスムーズ。僕は決めずに持ち帰り。

とても難しい売切価格の設定

難しいのは売切価格です。

「この価格を超えたら売買成立」となる価格です。

成立すると原則キャンセルできません。

ペナルティを払えば可能かもしれませんが、原則不可と捉えたほうが良いです。

とはいえ、高くしすぎると、売れません。

売切価格に達すると、売切ランプが点灯し、クルマ屋さんにもわかるそうです。

ランプが付くと、必ず買えるとわかり、入札に勢いが付くそうです。入札数は約2倍になるとか(SellCa調べ 動画1分16秒あたり~ 同社のYoutubeにリンクします)

先に述べた通り、僕のマカンは案件がHITせず、市場価格はわかりませんでした。

日系自動車メーカーのSimulatorで予測してみる

Lexusや日産※のWEBサイトで下取り価格をシミュレーションできますが、それぞれロジックが異なり、価格も異なります。※25年3月終了

例えば、LexusのWEBサイトでマカン下取り価格は、約200万でした。

Lexusでは、モデルイヤーは指定できますが、走行距離を指定できません。

おそらく年式から平均的な走行距離を仮定していると思われます。

ですので、年式より走行距離が少ないor多い個体は評価しづらいです。

一方、日産は走行距離を指定できるタイプで、約280万でした。

僕のマカンの場合は、こちらが相場に近いと思います。

日産の下取り参考価格のイメージ。走行距離が多くなると価格は下がるが、もっと下がると思っていた。走行距離が短いことはイメージアップになるが、価格へのアドバンテージはそれほどなさそう。※距離以外の条件をそろえて試算

僕のマカン 走行距離1km増えるごとに下取り16円減の試算

目安も回帰分析(統計です)で出してみました。

走行距離1km増えるごとに下取り0.0015716万円(約16円)減ります。

理論上は「1万km増えても16万しか査定変わらない」ということになります。

この試算結果は意外でした。

たぶん1万km未満か超かのほうがインパクトありそう。※査定をイメージしやすいように、執筆当時の僕のマカンで試算したものです。市況や車種等により異なりますので、皆様のクルマには当てはまりません。

最後は「決め」でしかない

ただ、Lexusと日産どちらの査定も、ポルシェ特有のオプションは反映できません。

最後は決めでしかなく、売切価格は多めに350万円にしました。

売切価格は、オークション開催中に下げることができます。

管理画面でボタンを押して、現在の価格で売切OKとするか、査定担当に引き下げてもらうよう依頼します。

売切価格は、上げることはできません。ご注意ください。

延長距離は、査定後にどれくらい走行するかのバッファです。

柔軟な仕組みで良いですが、この距離を超えて走行すると、減額やキャンセルされる可能性があります(契約書に記載)。

超えないようにしましょう。

僕は1万km未満で出品したかったので、そのように申告しました。

条件を決めたら出品

オークションの管理画面。僕のマカンは評価4.5 開始価格229万円。おそらくSellCaは市場価格300万程度で評価。

出品条件をFIXすると、SellCaからメールが届きます。

メールの案内に従い、出品手続きをします。

評価4.5の定義は公開されていませんが、SellCaのページに概要があります。

「4評価は使用感があるが問題のない状態」とありますので、4.5は問題なしのようです。

情報が更新されると、その都度サポートからメールが届く。入札も通知されるとのこと。

出品したら開始を待つだけ

開始時刻は決まっていますが、終了時刻は目安しかわかりません。

僕の場合、「10時開始、14時以降に終了。車両毎に終了時間が異なりますので、正確な時間はオークション開始時に決まります」とメールに書いてありました。

査定担当によると、一度に同時に2つオークションが開催されます。

オークションが盛り上がると終わらず、終了時間が後ろ倒しになります。

そのため、後続のオークションも後ろ倒しになるということです。

どのオークションから始まるかはランダムとのことですが、おそらくなんらかのルールで開催していると思われます。

僕がオークションを管理する立場だったら、モデルや年式等で入札数を予測して、盛り上がりそうな案件から開始すると思います。

スマホからもアクセスできる。※画像はiPhone

オークションがスタート!

ダイジェストです。

開始5秒前。ハラハラドキドキがピーク。

スタート!・・・・あれ?始まらない。

しばらくこの画面が続き、画面がバシバシっと更新されました。

入札されました!でも、開始まで4時間34分となっている?

284万まで入札されました!画面表示も適切に。

オークション開始直後は画面切り替え等でタイムラグがありそうです。

入札通知が届く!

ちょうど同じ頃、サポートセンターから入札通知が届いていました。

入札されるたびにメールが届きます。

千葉のクルマ屋さんが最初の入札。開始直後に、日産シミュレーションの査定額をクリア。

売切りランプを手動で点灯させてみる

先日、査定担当から「朝一で売切りランプが付くと、「やる気だな!」と買い手も熱が入り、注目されやすくなる」と聞いていました。

オークションが盛り上がってほしいので、画面から操作しました。

画面右下の「売切ランプを点灯する」をクリック

「ランプが点灯し売却確定」「取り消し不可」の注意表示

「上記内容に同意しました」にチェックして、決定ボタンをクリック

「売切価格を超えました!」の表示。ランプが点灯し、全国のクルマ屋さんに売る決意があることを知ってもらえます。

これが吉と出るか、凶と出るか、、

しばらく値動きなかったが、終盤に向けてラストスパート

しかし、その後しばらく値動きしませんでした。

終了まで1時間を切り「こりゃミスったかな・・・」と思ったその時でした。

入札された!

また入札!だんだん間隔が短くなってきた。

と思ったら、またここで入札がとまり、、

残り10分に突入・・・

入札!+5000円。皆さん刻みますね

残り5分切ったところから頻繁に入札。

結果は…?!

313万円で落札されました!

朝一から売切ランプを点灯し、終了まで合計40件以上の入札でした。

結果は313万円で、予想した相場より高値になりました!

入札通知を見ると、最初に入札してくれた千葉のクルマ屋さん、その後に続いた東京のクルマ屋さんが最後まで盛り上げていただきました。

そのほか大分、徳島、静岡など全国から入札があり、このあたりSellCaに期待通りの結果でした。

一括査定で訪問してもらえるのは近隣県のみなので、広くリーチできますね。

最終的には、千葉・東京のクルマ屋さんではなく、別のクルマ屋さんが成約となり申し訳ない気持ちですが、ユーザとしてはLIVE感を楽しめたのも、期待通りでした。

朝一から売切ランプを点灯する効果はある?

入札40件以上でしたが、これが多いか少ないかはわかりません。

ランプを点灯した効果がわからないと思っていたところ、ちょうど査定担当から電話がありました。

そのあたりも聞いてみたところ、「このクラスなら通常は~20件程度」とのことで、古い年式でしたが、無事にお譲りすることができました。

車種やグレードなど条件によりけりと思いますので、皆さんが利用しても再現できる保証ありませんが、選択肢の1つとしてはありだと思います。

売切ランプを点灯すると、「売買成立」「売却確定」「取り消し不可」ですのでご注意ください!自己責任でお願いいたします。

9999kmで止めた走行距離。我ながらお見事。。お別れの悲しい気持ちを、ぼかしで表現したかのように見えますがiPhoneレンズが汚れただけでした。マカンさようなら!ポルシェの楽しさを教えてくれてありがとう!次のオーナーにも可愛がってもらって!