保証ルールに抵触せずにDVDやテレビを子供に見せたい!

前回のサマリ
マカンにはDVDが付いているけど走行中は見れません。キャンセラーを実装すると履歴が残り、アプルーブド保証対象外に。TVもなし。社外チューナーも保証対象外。
どうしてもアプルーブド保証付きのマカンでDVDやテレビを子供に見せたい!

社外TVチューナーはもちろん、社外DVDキャンセラーも履歴が残るということで八方塞がりだった僕のマカン。

残すは、iPhoneで再生した動画をBluetooth等で連携するか、AUX、外付けデバイスを持ち込むくらいしかありません。

マカンの運転席横のアームレストBOX内には複数の端子があります。USB、音声入力プラグ、シガーソケットです。

USB

マカンの純正ナビには、PCMというものがついています。

ポルシェ・コミュニケーション・マネージメントシステムの略で、ナビやオーディオを統合したプラットフォームのようなものです。

iPhoneをはじめ、直近バージョンでは、AndroidやSpotify等も使えるようになったとか。

ポルシェ コネクトアプリを使えば、電話会議等もできるということですがごめんなさい、ドライブ中に会議なんてしたくないです笑

なお、クラシックなポルシェにも最新のプラットフォームを提供しているようです。

ということで、iPhoneをUSBに接続し、動画を再生してみました。

音声だけが流れました

ディーラーに聞いたところ、「音声のみです。動画は連携できません」とのことでした。

期待していたUSBは早くもダメになりました。

続いてBluetoothです。タッチパネルでiPhoneと接続し、動画を再生します。

こちらは音声すら出ません・・・

Bluetoothもダメでした。

残すAUXですが、これはオーディオ用なので、このプラグでは、どう頑張っても映像は連携できません。

ということで、、、

iPadminiになりました笑

iPadminiなら、Tverアプリでテレビをリアルタイム放送で見られます。

ただし、リアルタイム放送はゴールデンタイム放送のみです。

厳密には1秒くらい?遅れるそうですが、現在のエリアで放送中の番組が、”ほぼ”リアルタイム視聴できます。

Tverならゴールデンタイム番組をほぼリアルタイムで視聴可能!他の時間帯は、録画済み番組リストから視聴できます。

iPadminiでTVを見る方法は他にもあります。

外付けTVチューナーです。

ただ、車で視聴する場合、外付けチューナーに限らず、山間部やエリアの境目等は厳しいかと思います。

また、iPadminiに外部接続が必要なこと、その接続端子がLightningで、今後主流のType-Cではない等を考慮し、見送りましたが、ライフスタイルによってはありかもしれません。

こうして、なんとかTVを確保できました。これでロングドライブも今まで通り楽しめそうです!

2024/12/24追記 iPadmini快適!DVDがマストじゃなくなりました!

その後、ドライブ中にiPadminiを使うようになりました。

当初こそ、ネット接続や置き場所に困りましたが、今では必須ツールになり、DVDの優先順位が下がりました!

iPadminiでネット接続すれば、TVerでリアルタイムTVも見れるし、録画済み番組もたくさん見れます。

自宅でお気に入りの番組をマイページに登録しておけば、ドライブ中にかんたんに再生できます。

もちろんYoutubeも見れます。

純正ナビのTVチューナーの場合、山間部等の電波の悪いところは見れませんし、好みの番組がなければ見ません。

その点、TVerなら、いつでも、好きな番組を見放題です!

アプルーブド保証を適用しながらなんてもう無理だ・・とあきらめていましたが、なんとかなりました!

どうしてもアプルーブド保証付きのマカンでDVDやテレビを子供に見せたい!

どうしてもアプルーブド保証付きのマカンでDVDやTVを子供に見せたい・・・

前回のサマリ
ポルシェにはアプルーブド保証が最適。3rdパーティ保証は安価だがサービスが限定的。原則としてディーラーに持ち込めず修理部品も社外品。「社外中古品を再利用」を公言する保証会社も。
ポルシェアプルーブド保証と3rdパーティの保証の違い

僕のマカンにはDVDが付いています。しかし、TVはありません。

「DVDは純正デッキでOK。テレビなんて市販のチューナー後付け♪」と思っていました。

マカンの純正ナビ。たしかにDVDは見れますが・・・

DVDデッキにDVDを入れると、DVDは自動再生します。

画面も大きくて満足していました。ところがですね、、、DVDを再生し、車を少し走らせたところで、子供が騒ぎはじめました。

子供「パパ!DVDが変なことになっている!」

車を止めて、画面を見ると、DVDは再生しています。

私「ちゃんと再生できているよ」

再び車を走らせると「パパ!やっぱり変だよ!」

※助手席から撮影した画像です

がーん。。。忘れていました。

日本車もそうですが、なにもいじっていないオリジナルの車は見れないのが普通でしたね。。。

まったくの想定外というか、都合の悪いことは蚊帳の外でした。

TVは後付けできないし、DVDも見れないし、これだと子供とドライブが厳しいですよね。

ということで、まずはDVDキャンセラーをAmazonで探したところ、15,000円くらいで社外品が売っていました。

しかし、社外品にあたるので、「いちおうディーラーに相談してから買おう」と欲しリスに入れて、後日ディーラに相談したところ・・・

ディーラー「キャンセラーしちゃうと履歴が残ります。入庫時OFFにしてもダメです。保証対象外になってしまいます」

まさに八方ふさがりとはこの事ですね。完全に手詰まりました。

困っている僕を見て、ディーラーさんが言いました。

以前、本国にDVDやテレビを見れるようにできないか、相談したことがあるそうです。

ところが、本国の担当は「車はラジオでしょ。テレビなんて見ないよ。」と返したそうです。

どうやら車でテレビやDVDを見たがるのは日本特有?らしいのです。

しかし、ここは日本ですよ!

子供たちは、すっかり動画ありきのカーライフに慣れてしまい、簡単に抜け出せそうにありません。というか、無理ですね。

こうして、保証ルールに抵触せずに、動画を見る方法をなんとか検討することにしました。

ポルシェアプルーブド保証と3rdパーティの保証の違い

3rdパーティの保証は安いが原則社外品 整備工場も限られる

前回のサマリ
アプルーブド保証を受けるには「111項目の有償検査」が必須。「この部品がダメです。車検は通りますがポルシェの基準を満たさないので交換してね」と言われたらすべて承諾しないといけません。
保証には111項目の有償検査が必要

一時、ポルシェ非公式の3rdパーティの保証も検討しました。

皆様も中古車検討時にご検討されるかと思います。

電話などで問い合わせたことなどご参考になると思いますので、少し触れたいと思います。

ポルシェ非公式の3rdパーティ保証は一般的に価格が安いです。

WEBを調べたり、保証会社に問い合わせたりすると、いろいろ見えてきます。

複数の3rdパーティに問い合わせましたが、原則として修理をディーラーには持ち込めず、部品も一部のみ対象です。

壊れても保証されない対象外のパーツが多くあります。

また、ポルシェをはじめ、外車は保証期間も国産より短いことが多く、使用するパーツもまず社外品です。

ある保証会社は、「原則、社外の中古部品を使って修理」との回答でした。

整備工場も限られ、保証会社指定の工場です。

外車の場合、保証額上限も国産より低く設定されていることが多く、ポルシェのような金額が高くなりがちな車種には向いていません。

長く乗るうえでの安心感や手間ひま、費用対効果で、アプルーブド保証一択になりました。

ディーラーのおもてなし。今までお世話になった自動車メーカーで、一番高級でした!うれしくて写真とりました

アプルーブド保証は社外品をつけられない テレビも見れないが・・・

ようやくアプルーブド保証をお願いするところまできましたが、まだハードルがあります。

それは・・・

「社外品が一切つけられない。社外品が検知された場合、保証できません」ということです。

これも調べていくと皆さん壁にあたるようで、もしかしたら、ここで多くの方があきらめるかもしれません(もしかしたら僕も・・・)。

うちは子供を乗せてドライブするので、テレビ・DVDが必須。子供にiPhone渡してYoutubeでも済みますが、子供は際限なく楽しむので、視力等への影響を考慮して、画面との一定距離が保てるナビ画面を見せるようにしています。

ですので、ここもなんとしてでも、クリア必須のポイントになっています。

「DVDは純正デッキでOK。テレビなんて市販のチューナー後付け♪」と思っていたら・・・

ディーラー「後付けチューナーなど社外品が検知された場合、アプルーブド保証できません」

甘く見ていました。いろいろ調べたつもりでしたが・・笑

この点において、3rdパーティ保証は融通が利いて良いですね。

社外品を付けても保証ルールに抵触しなければOKです。

ライフスタイルというか、物の買い方により、いずれの保証を選ぶのが良いかもしれませんね。

 

保証には111項目の有償検査が必要

ボンネットを開けて、中をのぞいているだけで幸せな気持ちになります

前回のサマリ
長く安心してポルシェに乗るには、アプルーブド保証が絶対と考えていた僕は、このような経緯で、なるべく程度の良いマカンを探していました。
なるべく程度の良い前期マカンの中古車を探しました

ここがもっとも大きなハードルだと思います。

条件を満たせば保証を後付けできますが、その条件のなかに、「111項目の有償検査」があります。

検査は検査費を払えばやってもらえますが、保証条件の1つに「111項目のチェックをクリアした車両のみ」とあります。

つまり、「この部品がダメです。車検は通りますがポルシェの基準を満たさないので交換してね」と言われたら、すべて承諾しないと保証が受けられません。。

程度の良い中古車を買う理由の1つがここにあります。

マカン購入後のアプルーブド保証にあたり、どれくらいポルシェの基準を満たす車両なのか、どれくらい整備費用がかかるのかわからず不安だったので、複数のポルシェディーラーに問い合わせたところ、だいたい皆さん同様でした。

毎年法定点検を受けて、整備もしっかりされていない限り10万円程度では済まないようで、「数年もポルシェディーラーから離れた車体なら、100万~見ていただければ」とおっしゃるディーラーも。。

「100万円」がすーっと会話に出てきたこの時に「もしかしたら、踏み入れてはいけない領域かもしれない・・・」と気合いが入りました笑

ポルシェは、走行距離以外に、経過年数も基準を持っており、多走行・低年式ほど、指摘事項も多く高額になる傾向があるそうです。

たとえ、安い車体を買ったとしても、長く安心してポルシェに乗るには、アプルーブド保証が絶対と考えていた僕は、このような経緯で、なるべく程度の良いマカンを探していました。

7,000KM!

僕のマカンは約7,000KM と少走行車。

購入を検討していた頃、どこのディーラーにお話ししても驚かれる個体でした。

あるディーラー担当様は「えっ?前期マカンで7,000KMですか?どこで売っているんですか?」とご興味を持たれていたご様子。

ディーラーで法定点検もしっかり記録されています。

それら車体の概要を伝えたうえで、「この車体だったらおおよそどの程度見ればよいでしょうか?」と聞いてみました。

「その車体でしたら、断言できませんが、おそらく数十万程度で収まるかもしれません。少走行車であっても、8年経過していますので、状態を拝見して、部品交換をお願いする場合もあります」とのことでした。

このように、中古車を購入する前に、複数のディーラーに車体情報を提供したうえで、疑問点を解消しておくと、だいたいのイメージがつく(≒覚悟ができる・・・)のでお勧めです。

また、ポルシェのディーラーは、全国どこでも同じサービスを受けられますが、経営は別法人です。

たとえば、僕の周辺には3つのディーラーがありますが、すべて異なる法人が経営されています。

「ポルシェはハイブランドなので、待っていても売れるだろうから、いい商売だな」と思っていましたが、日系の自動車メーカー系列販売店が経営から撤退したそうで、どれだけ顧客に価値を提供して支持されるかが大事なことは、一般企業同様のようです。

ということで、ディーラーに車を入庫し、アプルーブド保証を受けるために111項目の有償検査を受けることにしました。「数日もあれば終わります」とのことで、結果がわかったらご報告いたします。

タイヤの溝が残っていても、古いタイヤは早めに交換しましょう!タイヤメーカーは製造から5年超のタイヤは毎年検査を推奨しています。僕は以前所有の車で高速道路を走行中、7年目のタイヤでバーストしました。マカンもタイヤの溝はかなり残っていましたが、8年経過していたので交換しました。

なるべく程度の良い前期マカンの中古車を探しました

ポルシェといっても、お手頃に中古車が買えるモデルもあります。 

僕の買った前期マカンもそうですが、初代カイエンもお手頃が多いですね。中には100万円を切るものもあります。

でも、安すぎる中古車の物件情報を見ると、だいたい走行距離が多いです。

車の部品には耐用距離数があり、10万KMあたりが1つの目安になるようです。

つまり、走行距離が多い車は、部品交換の必要性が高くなり、車体価格が安くても、追加費用が発生しやすいです。

しかし、そうかといって、走行距離の短い車は価格が高いです。

しかも、もしも、故障してしまったら、せっかく故障しないことを期待して車体価格の高い車を買ったのに、追加で修理費用なんて、とても辛い出費になります。

ポルシェは、日本車や他の外国車より部品代が高く、多くのポルシェオーナーブログにもあるように、修理費も高くなりがちです。

とてもそんな余裕はないし「いつ壊れるかわからない」「どれくらい修理費が請求されるかわからない」状態でポルシェに乗るなんて、僕には精神的に無理だと思いました。

ポルシェに乗りたいけど、無限地獄は避けたい・・・

ポルシェ公式保証は中古車にも後付けできる

そこで、たどりついたのが、ポルシェの公式保証「ポルシェ アプルーブド保証」でした。

公式サイトにもあるように、「初年度登録から15 年まで (車齢14年 / 走行距離20万 km以内))なら、中古車にも適用できます。

20万KM以内の制約ありますが、期間中は走行距離無制限で、多くのコンポーネントが保証対象です。

詳細は公式サイトでご確認ください

この保証は、町の中古車屋さんで買ったポルシェにも、条件を満たしていれば後付けできます。

保証継承が切れた車体であっても条件を満たしていれば後付けできるという、融通の利く保証です。

このアプルーブド保証を前提に前期マカンを探すことにしました。

保証の切れた車体はスタンドアローン保証で後付けできる 

保証継承が切れた車体に保証を後付けする場合、スタンドアローン保証で後付けできます。

スタンドアローン保証もポルシェの公式保証「ポルシェ アプルーブド保証」の1つです。

初回のみ費用が+α必要ですが、保証内容は継続保証と同じです

ポルシェディーラーでもらえるパンフレット

延長保証 1年121,000円

スタンドアローン保証 1年164,450円

※執筆当時のマカンの場合

ちなみにフェラーリは1年700,000円~とのことです。パーツ代も1.7倍~。ケタ違い。。

僕の買った2016年式MY2017マカンの場合、2031年まで保証が可能です。

2024年現在あと7年保証を付けられます。

スタンドアローンの3年契約で開始と思っていましたが「スタンドアローン保証を1年だけ加入し、翌年から延長保証を複数年とするほうがお得です」とディーラーさんからアドバイスいただきました。

若干ですが費用が安いです。

費用改定される可能性はありますが、こういったアドバイスは助かりますね!

7年保証した場合の比較(税込み・円)

保証1年目2年目3年目4年目5年目6年目7年目合計
スタンドアローン3年
+
延長保証3年
358,600314,600121000794,200
スタンドアローン1年
+
延長保証
164,450314,600314,600793,650

ですが、なかなかそんな簡単に話はおさまりません。

アプルーブド保証を受けるには、もっと大きなハードルが待っていたのです。。